薬剤師はまだまだ稼ぐことができる?

先日アメリカの大学でセミナーを受けたとき、

「この大学ではMBA取得者の3分の2はヘルスケアの分野に就職する」

「なぜなら稼げるから」

という話を聞きました。

正直なところ、この事実はすごく意外でした。

なぜなら、日本にいると医療関係の職種は全く稼げる気がしないから。

医療関係で稼いでる人なんて、日本調剤の社長さんくらいしか思い浮かびません(笑)

でもこのセミナーを聞き終わって、

「医療関係は稼げないなんてことは全く無いんだな」

「薬剤師だって稼ごうと思えばまだまだ稼げるな」

こんな考えを持つようになりました。

そこで今回は、そう思えるようになった理由なんかを記事にしてみようと思います。

薬剤師の年収事情

「薬剤師の年収はなかなか伸びない」

「これからは年収がどんどん下がっていく」

そんな話をよく聞きます。

私立大学の薬学部に6年間も通うなんて、全く割に合わないという声も。

確かに薬局薬剤師の年収は今後下がっていくでしょう。もしかしたら病院薬剤師も。

一昔前と比べて薬剤師はいっきに増えたし、診療報酬改定や薬価改定の煽りを受けて病院も薬局も経営状況はギリギリです。

どちらもも売上の大部分は診療報酬に由来するわけで、日本の医療費を考えれば限界というものがあります。

いってみたら、国に決められたパイをみんなで奪い合っている状態です。

そんなところで大きく稼げるわけがありません。

でもこんなの、全くもって視野の狭い話なんです。

ヘルスケアの分野が稼げると考えられている理由

なぜアメリカではヘルスケアの分野が稼げると考えられているのか。

それは、誰だって自分の健康には興味があるからです。

誰だって長生きしたいし、誰だって健康でありたいですよね。

そうすると、健康に役立つ知識には間違いなく需要があるわけです。

お金っていうのは、シンプルに考えれば需要に対して与えた価値の対価です。

なので、方法次第では健康に役立つ知識によって大きく稼ぐことが可能なわけです。

保険医療はほんのごく一部

考えてみてください。

薬学部で得た知識を活かせる場所って、病院や薬局以外にもたくさんありますよね?

保険医療なんていうのは、健康に役立つ知識を求める人に対して価値を与える方法の1つに過ぎないんです。

視野を広く持てば、もっともっと健康に役立つ知識を求めている人達はいるはずです。

そして、そんな健康に役立つ知識を薬学部では学ぶことが出来ます

生きていく上で誰もが飲むであろう薬の専門知識は、薬学部でしか学ぶことが出来ません。

それなのに、薬学部は割に合わないとか薬剤師は稼げないなんていうのは、「薬学部→病院or薬局薬剤師」という狭い視野で考えられた戯言でしかないわけです。

薬学部で学んだ知識を活かせる場所はたくさんあるんだという広い視野を持つことが大切です。

すでに保険医療の世界で働いている薬剤師はどうすれば?

じゃあ、すでに働いている病院or薬局薬剤師はどうなのか。

それは残念ながら、病院次第・薬局次第な気がします。

もしかしたら今働いてる病院や薬局が、保険医療以外のブルーオーシャンを発見してくれるかもしれません。

そんなところで働いていれば、自ずと給与は上がっていくことでしょう。

では、働いている病院・薬局がそうではなかった場合。

その場合には自分で道を切り開くしかありません。

保険医療は国が制度を作ってくれるので、病院・薬局はその制度に沿った形にしていくだけで最低限は稼ぐことができます。

しかし大きく稼ぐためには、保険医療以外のところで知識を活かして稼いでいく必要があります。

そんな時に必要となるのが、MBAで学ぶ会計学や経営学など、薬学部では学ばないような知識になります。

保険医療以外のところで稼いでいこうと思うと、いわゆるビジネスに必須と言われるような知識がどうしても必要になってきます。

そのためにアメリカでは、薬学を学んだ人が次にMBAを取得したりするわけです。

日本ではまだ保険医療以外のところで稼ぐ方法はほとんどありませんが、未来に備えて薬学以外の勉強も普段からしておくことで、もしそういった時代が来たときに他の人よりも一歩抜け出ることが出来るかもしれません。

ちなみに・・・

ちなみに「今後重要となってくる分野は何か?」と質問したところ、

「薬剤経済学」

とのことでした。

確かに納得です(笑)

そんなわけで、自分も今後は更に視野を広くもって、どうすれば健康に関する知識をより多くの人に活かせるか。

保険医療以外のところでどのような活かし方があるかを考えていこうと思います。