東京医大の女子減点問題から考える男性医師と女性医師

東京医大が女子受験生の点数を一律で減点していた件が問題になっています。

そこから飛び火して、医師の労働環境女性差別についても議論が盛り上がっています。

あまり一律減点した理由など詳しいことは知らないのですが、このニュースでふと思い出したことがあります。

それは、「女性医師の患者の方が死亡率が低い」という報告です。

この報告は1年半くらい前のものなんですが、もしかしたらちょっと関連性があるんじゃないかと思ったので記事にします。

東京医大の女子減点問題とは

ここ数日テレビを賑わせている東京医大の女子減点問題。

このブログを読むような方はもちろんチェックしていると思いますが、念のため簡単に説明すると

・東京医大で今年2月に行われた医学部医学科の一般入試で、女子受験者の得点を一律に減点して合格者数を抑えていたことが判明しました。

・その後の調査で、2010年の女子合格者が医学科全体の38%となったため、翌年以降女子の合格者を医学科全体の30%前後に抑える目的で減点を始めたことが分かっています。

・その結果、今年の女子合格者は医学科全体の17.5%となっています。

この件に関しては様々な意見が述べられていますが、ここで自分の意見を述べることはこの記事の趣旨から逸れてしまうのでやめておきます。

それよりも思ったのが、

「男性医師よりも女性医師の患者の方が死亡率が低いなんて報告もあるのに、日本はなんで女性医師が少なくなる方向に進んでるんだろう」

ということです。

ただここでハッとしました。

「あれ?これって順番が逆なのかも?」

女性医師の患者の方が死亡率が低い

1年半ほど前になりますが、女性医師の方が男性医師よりも患者の死亡率や再入院率が低いという報告がJAMA Internal Medicine誌(オンライン版)に掲載されました。

『「原因と結果」の経済学』『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』で有名な津川友介先生のチームの研究です。

詳しい内容については論文津川先生のブログを直接読んでみてください。

合格した女子は男子と比べて学力が高い

この報告についても様々な議論があるわけですが、こういった結果となった要因の1つに、実は東京医大のような問題が関係してるのではないかと思ったんです。

つまり、東京医大のように女子が合格しにくくすることで、合格した女子は男子と比較して学力が高くなる

その結果、医師になった時にも女性医師は男性医師よりも能力が高くなり、女性医師の患者さんの方が死亡率が低くなる

どうでしょう。ありそうじゃないですか?笑

もちろん、

・大学入試における学力と、医師としての能力に相関があるのか不明

・そもそも研究はアメリカのもので、東京医大は日本の問題である

などツッコミどころは満載です。

でもSNSなどをチェックしてると、「アメリカではもっと堂々と差を付けてる」なんて話もありました。

また8/5(日)の『サンデー・ジャポン』で西川史子医師は

「一律減点は当たり前です。どこの大学でもやってます」

と言っていました。

そのまま信じるわけにもいきませんが、それなりに多くの大学で行われているのかもしれません。

そう考えた時に、女性医師の患者の方が死亡率が低いという報告は日本でも通じるんじゃないかと思ってしまうわけです。

どうでしょう、誰か日本でもこの研究してくれませんか?笑

まとめ

以上、東京医大のニュースから男性医師と女性医師について考えてみた記事でした。

今回の東京医大の問題は、薄っぺらな知識で語るにはちょっと奥が深い問題です。

単純に男女差別の問題ではないですからね。

ただこの問題を知って、自分の中で「女性医師の患者の方が死亡率が低い」という報告の信用は少し上がりました。

よし、今度いつか病気になった時は女性医師を希望しよう・・・!!笑