ヒアレイン点眼液がコンタクトつけてても使えるようになるよ!

なんと、ヒアレイン点眼液がコンタクトレンズを装用してても使えるようになります。

ヒアレイン点眼液って目が乾く人に処方されるイメージなんですけど、ソフトコンタクト装用時には使えないっていう面倒くささがあったんですよね。

それが今度からは使えるようになるそうで、これを待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか(笑)

ヒアレイン点眼液の添加物が変更になる

ヒアレイン点眼液0.1%と0.3%の5mL容器に限った話なのですが、画像にある通り添加物が以下のように変更となります。

・イプシロン-アミノカプロン酸
・エデト酸ナトリウム水和物
・プロピレングリコール
・塩化ナトリウム
ベンザルコニウム塩化物→クロルヘキシジングルコン酸塩液
・pH調節剤

防腐剤であるベンザルコニウム塩化物が変更になります。

ちなみにヒアレインミニ点眼液は変更ありませんが、これまで通りソフトコンタクト装用時でも使用可能です。

ベンザルコニウム塩化物とクロルヘキシジングルコン酸塩液の違いは?

ここで気になるのがベンザルコニウム塩化物とクロルヘキシジングルコン酸塩液の違い。

ベンザルコニウム塩化物だとコンタクト装用時に使えなかったものが、なぜクロルヘキシジングルコン酸塩液だと使えるようになるのでしょうか。

それは、ベンザルコニウム塩化物がソフトコンタクトに吸着して角膜上皮障害を引き起こすからです。

まあ有名な話ですよね。

このため、防腐剤を含まない目薬なんかも多く販売されています。

関連記事>>>防腐剤フリーの目薬「PF点眼液」の最大のメリットとは

一方のクロルヘキシジングルコン酸塩液は、高濃度で目に入らない限り角膜上皮障害は引き起こさないとされています。

そのため、添加物をクロルヘキシジングルコン酸塩液とすることでソフトコンタクトレンズ装用時でも使用可能となるわけです。

クロルヘキシジングルコン酸塩液について気になること

ところで、ティアバランス点眼液を知っていますか?

ヒアレイン点眼液のジェネリック医薬品なのですが、実は添加物にベンザルコニウム塩化物ではなくクロルヘキシジングルコン酸塩液を使用しているんです。

ティアバランス点眼液の添加物が以下の通り

・ホウ酸
クロルヘキシジングルコン酸塩
・ホウ砂
・塩化ナトリウム
・塩化カリウム

じゃあティアバランス点眼液はソフトコンタクト装用時でも使用できるのかというと、添付文書にはソフトコンタクトレンズ装用時は使用しないように書かれています。

「え?クロルヘキシジングルコン酸塩液を使ってるのに??」

確かに他の添加物がヒアレイン点眼液とは全然違いますし、同じ添加物でもメーカーによって判断が分かれることもあります。

それでも、なんとなく釈然としないですよね(笑)

クロルヘキシジングルコン酸塩液って?

最後に、そもそもクロルヘキシジングルコン酸塩液って何なの?っていう話です。

クロルヘキシジングルコン酸塩液は日本でも使用されることのある消毒剤です。

様々な濃度に薄めて使いますが、薬局で働いてて見る機会があるのは『5%ヒビテン液』でしょうか。

5%ヒビテン液は医薬品になりますが、5w/v%でクロルヘキシジングルコン酸塩液を含んでいます。

前述の通り高濃度で目に入らなければ、角膜を傷つけることはないようですが、アナフィラキシー発生の報告はあるようです。

添加物が変更になったヒアレイン点眼液を患者さんにお渡しする時には、念のためそのことを伝えた方が良さそうですね。

添加物変更品の流通は10月頃から

以上、ヒアレイン点眼液がソフトコンタクト装用時でも使えるようになるよ!っていう記事でした。

一応気を付けないといけないのが、添加物が変更されたヒアレイン点眼液が流通するのは10月頃を予定しているそうです。

それまでは変更前のヒアレイン点眼液が入荷してくるはずなので、早まって「コンタクトしてても使えますよ!」なんて伝えてしまわないように注意しましょう(笑)