ゴールデンウィークの休日当番で働いたら楽しかった話

世間がゴールデンウィークで賑わっているなか、自分は5/6(日)に休日当番で働いてきました。

休日くらい院内処方にしてくれないかな~なんて思いも抱きつつ、せっせと休日診療所で処方箋が発行された患者さんに薬を渡していたわけですが・・・

ゴールデンウィーク最終日の休日当番という環境、これがなかなか面白いんです(笑)

久しぶりに薬剤師らしい仕事をしたというか、これこそが薬剤師してて面白い瞬間なんだよな~と思うことが出来ましたので、今回記事にしてみようと思います。

休日当番

休日でも、仕方なしに病院へかかる患者さんは数多くいます。

休日なので開いてる病院はほとんどなく、地域の医師が順番で病院を開けたりします。

そして病院は処方箋を発行するわけですが、休日なので薬局もほとんどが開いていません。

なので、薬局も地域の薬剤師が順番で開けます

自分が普段働いている地域では、開ける薬局はいつも同じところで、その薬局で薬剤師が順番に働くようにしています。

今回、自分が5/6(日)という誰もが働きたくないであろう日に当たったのでした。

ゴールデンウィークの休日当番

ゴールデンウィークの休日当番は、日ごろの通常業務とは大きな違いがあります。

①薬が届かない

一番大きな違いが、卸さんが薬を持ってきてくれないということです。

ゴールデンウィークということで当然ながら卸さんもお休み。

いくら発注をかけようと、薬が届くのは5/7(月)のゴールデンウィークあけです。

言ってみたら補給経路の断たれた戦場。兵糧攻めを受けてるような感覚です(笑)

ちなみに、自分が入った時は朝の時点でサワシリンcap、ペリアクチンsyr、ポララミンsyr、ポララミン散が無くなっているという状況でした。

なかなかに厳しい(笑)

②ほとんどが風邪の患者さん

これはゴールデンウィーク関係ないのですが、休日に受診するような患者さんはほとんどが風邪です。

生活習慣病で定期受診しているような人ではなく、休日にとにかく風邪が辛くて受診した人です。

それが何を意味するか。

後日にお渡しという選択ができません

普段薬の在庫が不足していた時、定期受診している人であれば、薬が用意でき次第お渡しという方法をとることも可能です。

でも風邪の患者さんでは、それが出来ません。

風邪が辛くて受診してるのに、薬は用意でき次第なんてことは許されないわけです。

在庫のある薬で対応する必要がある

このように、通常業務と違って薬が卸から届くことはなく、在庫のある薬だけでどうにか風邪の患者さんに対応する必要があるというのが、ゴールデンウィークの休日当番でした。

当然、医師に疑義照会をします。

代替薬の提案です。

在庫が無くなってしまった薬と同様の効果が期待できる薬を探し、用量を計算し、患者さんに了承を得て、医師に提案します。

これを、患者さんが続々と来局する中で、しかも普段自分が働いている薬局とは異なる薬局で行わなくてはなりません。

ぶっちゃけ、かなり大変です(笑)

これに変更してもらおう!と思った薬が在庫してなかったりします。

被災時の状況と似ている

こんな状況で四苦八苦しながら働いていたわけですが、ふと思ったのが

これは被災時と同じような状況だよな

ということです。

被災時は当然ですが薬が卸から入ってこなくなるでしょうし、十分な薬の選択肢があるとは限りません。

そんな限られた選択肢の中で、困っている患者さんに出来る限りの対応をしていく必要があります。

医師は、普段使い慣れている薬については詳しいですが、そうでない薬については全く知らなかったりします

そんな時、薬の専門家である薬剤師の存在は大きな力となります。

限られた選択肢の中から代替薬を検討し、医師に提案する。

おそらく、普段の業務で何千種類という薬に触れている薬剤師にしかできない事ではないでしょうか。

まとめ

以上、ゴールデンウィークの休日当番に入ってみて楽しかった話でした。

確かにかなり大変だったんですけど、本当に楽しかったんです。

普段学んでいることを実際に活かせたときって嬉しいですよね。

また頑張って勉強しようって思えます。

薬剤師の業務って陰から支えるようなものが多いですが、だからこそ非常時には重宝されるような気がします。

今回もゴールデンウィークという非常時だからこそ薬剤師としての知識がフルに活かされた気がしますし、今後もしまた大震災があった時には、同様に薬剤師の知識が必要とされるでしょう。

その時のためにも、常日頃からより多くの薬について情報収集し、何かあった時には代替薬の提案ができるようにしておく必要があるなと思いました。