メディカル一光が決算を発表。来期の予測は?

4月9日、メディカル一光が2018年2月期連結決算を発表しました。

メディカル一光は3月〜2月を事業年度としており、そのため決算の発表も他社より早いです。

以前の記事でも書きましたが、薬局は調剤報酬改定のタイミングでいっきに忙しくなります。

以前の記事>>>薬局薬剤師が一番忙しい年度末の業務内容

それよりも1ヶ月早いタイミングを決算にしてるのは、現場としては嬉しいかもしれませんね。

そんなメディカル一光の決算ですが、気になるのは今期よりも来期の予測。期間でいえば、2018年3月から2019年2月。

チェーン薬局を狙い撃ちした調剤報酬改定を受けて、どのような来期予測を出したのでしょうか。(来期といいつつ、もう始まってますが笑)

薬局で働いてる人には気になるところだと思いますので、簡単に読んでみようと思います。

結論から言うと、かなり厳しい予測となっています。

メディカル一光について

メディカル一光は、関西地方を中心に95店舗(2017年10月時点)の調剤薬局を展開する企業で、ジャスダックに上場しています。

薬局名で言うと「フラワー薬局」

調剤薬局以外にも有料老人ホームの運営や医薬品卸事業を行っており、売上高で見ると75%くらいが調剤薬局事業。

ただこの1-2年は調剤薬局事業の売上が伸びておらず、有料老人ホームの売上高が大きく伸びています。

メディカル一光の2018年2月期決算

そんなメディカル一光の2017年3月~2018年2月の業績ですが、

・売上高:309億円(前年比4.8%増)

・営業利益:14億円(前年比17.1%増)

となっています。伸びてますね。

調剤薬局事業だけで見ても、

・売上高:225億円(前年比2.1%増)

・営業利益:18億円(前年比10.9%増)

となっています。

調剤薬局は2年に1度調剤報酬改定があるので、改定が含まれる年度は業績が悪化します。

そして、その次の年度で業績が回復します。特に薬局の技術料は営業利益と関係してくるので、メディカル一光も営業利益が大きく伸びてますね。

メディカル一光の来期予測

と、ここまでが今期の決算内容です。

正直どうでも良いですよね(笑)

これから発表されるチェーン薬局の決算でも今期は軒並み伸びてるだろうし、そのせいでバッシングを受けてます。

ではメディカル一光の来期予測はどうなってるのでしょうか。

調剤薬局事業のみの来期予測は発表されていないのですが、連結のものを見てみると

・売上高:312億円(0.9%増)

・営業利益:11億円(21.8%減)

ということで、売上高はぎりぎりプラスですが、営業利益は大きなマイナスとなっています。

伸びている有料老人ホーム運営を含めてこの数字なので、調剤薬局事業だけだとさらに厳しい数字となっていることでしょう。

前回の調剤報酬改定の時は?

念のため、前回の調剤報酬改定時の来期予測も見てみました。

すると、前回の調剤報酬改定時も前期比で営業利益9.5%減の来期予測を発表しています。

しかしながら、今回はその倍で21.8%。かなりインパクトのある数字ですよね。

営業利益率は3.5%

以前の記事でもちょっと書いてるのですが、チェーン薬局の営業利益率(売上高に対する営業利益の比率)はだいたい5%前後です。

以前の記事>>>【解説】粗利や営業利益など、大手チェーン薬局の決算資料を見ながら紹介!

メディカル一光も今期は4.5%。調剤薬局事業だけで見れば8%もありました。(事業別で見ると高くなりがちです)

それが、来期予測の数字通りだと3.5%まで下がってしまいます。

売上高が300億だと、1%下がるだけで3億円の利益が無くなる計算です。

小さくない金額ですよね。

今後は、他のチェーン薬局もだいたい営業利益率は3%前後になってくるのではないでしょうか。

上手くいってない企業だと、営業利益がマイナスとなる企業も出てきそうです。

メディカル一光の企業分析

ということで、最後に簡単にメディカル一光の企業分析をしてみようと思います。

まず気になったのが店舗展開の内訳。

これは第2四半期の決算説明資料ですが、この書き方を見た感じ、全てが門前薬局ということでしょうか。

マンツーマンはその名と通り医院と1対1の薬局だし、総合病院と書かれているのは、総合病院の前に並んでいる薬局の1つと読めます。

そうなってくると、必然的に集中率は高くなってきます。

95店舗ということで処方箋枚数は月に4万枚は超えるでしょうから、集中率が85%以上あったら調剤基本料3です。

その辺り、営業利益の悪化につながってる気がします。

有料老人ホームの運営

メディカル一光は有料老人ホームも運営してるわけですが、これって考えてみたら調剤薬局事業にも良い影響がありますよね。

薬局との位置関係にも寄りますが、施設調剤で集中率を下げたり在宅案件の獲得にもつながりそうです。

そういった部分はメディカル一光の強みかもしれません。

まとめ

以上、メディカル一光の決算を読んで簡単に記事にしてみました。

予想されたことではありますが、なかなか厳しい来期予測です。

今後もチェーン薬局の決算発表が続くので、気になるところはチェックして記事にしていこうかなと思います。