健康サポート薬局の届出をしたので、体験談的な話

ようやく届出をしました。

健康サポート薬局。

いや〜面倒くさかった(笑)

研修は結構前に受けてたんですけど、その後なかなかやる気が起きず。

特にメリットが無いですからね(笑)

でもようやく重い腰を上げて届出してきたので、今回は体験談的な記事にしてみようと思います。

健康サポート薬局の要件とか書いてある記事はよく見るけど、実際に届出をするまでの工程とか書いてある記事は少ないですからね。

健康サポート薬局になるためには

①健康サポート薬局研修を受ける

健康サポート薬局の要件はたくさんありますが、まずは薬剤師が健康サポート薬局研修を受けておく必要があります。

これは、要件の1つに『薬局において薬剤師として5年以上の実務経験がある、健康サポート薬局研修を修了した薬剤師が常駐』とあるからです。

詳しいことは日本薬剤師会のホームページが分かりやすいです。⇒日本薬剤師会・日本薬剤師研修センターが行う「健康サポート薬局研修」について 

②必要書類を保健所に提出する

薬剤師が研修を受けたら、次に研修の修了証を含む必要書類を管轄の保健所に提出します。

必要書類のチェックリストがこちら⇒届出書添付書類

これだけです。

研修を受けて、あとは書類を提出するだけ。いや~簡単だ!!!

必要書類の作成が面倒くさい!!

文字にすると、研修を受けて書類を提出するだけ。

楽そうに見えますが、実際はかなり大変です。

研修だけでe-ラーニング含めて30時間かかるというのもありますが、それ以上に大変なのが書類の用意

健康サポート薬局に関する施行通知がこちら⇒医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則の一部を改正する省令の施行等について

先程のチェックリストを見つつ、この通知に則した書類を集めていくわけですが、これがまあ大変。

どんな書類が必要なのか、いまいちイメージできないんですよね(笑)

というわけで、書類を保健所に持って行っては「この書類はここが~」とか言われつつ、それを何度か繰り返してようやく受理されます。

ほとんどの薬局がそんな感じみたいです(笑)

まずはどんな形でも保健所に一度書類を提出して、指摘を受けてしまった方が早いと思います。

というわけで、必要書類の中でも特に大変だったものを紹介します。

健康サポート機能が面倒

健康サポート薬局にはかかりつけ機能健康サポート機能を求められますが、かかりつけ機能は比較的簡単です。

かかりつけ薬剤師指導料を算定していれば、すでに満たしている要件になります。

一方の健康サポート機能は、2年くらい前から強く求められるようになった地域医療への参画が必要となってきます。

その中で特に大変だと思うものが、

Ⅱ.医療機関その他の連携機関先のリスト

 

これが地域によって楽だったり大変だったりするのですが、自分の地域はかなり大変でした(笑)

連携機関先のリスト作成

これは、健康相談などをしていて、必要な場合に医療機関や訪問介護ステーション、健康診断などを紹介するためのリストになります。

細かな要件はこんな感じ。

・連携機関:その地域における医療機関、地域包括支援センター、介護事業所、訪問看護ステーション、健康診断や保健指導の実施機関、市区町村保健センター及び介護予防・日常生活支援総合事業の実施者等

・必要項目:連携機関の名称・住所・及び連絡先(電話番号、担当者名等)

・地域の実情に応じ、日常生活圏域の医療機関その他の連携機関が網羅的になるように努め、特定の連携先に限定しない。

これらを事前に医療機関に確認し、了解を得ることとされています。

そしてその地域というのが、一般的には中学校の学区を網羅する範囲。地域にもよりますが、結構な広範囲です。

そんな広範囲の医療機関と個別に了解を得る・・・かなり面倒くさいです(笑)

同じように面倒だと思った人が多かったのか、健康サポート薬局に関するQ&Aに以下のような記述があります。

問 10.地域の連携体制の構築について連絡先・紹介先の一覧表を作成することとされているが、リストの作成にあたっては、依頼先の医療機関等に対し、各薬局が個別に了解を得なければならないのか。

(答) 地域の職能団体を通じて了解を得ることも 1 つの方法です。

ダラダラ長いのでだいぶ省略しましたが、ようは地域の薬剤師会が医師会に事前に了解を得てしまえば良いですよってことです。

ということで、地域の薬剤師会が医師会に事前了承を得ていれば、この連携機関先のリスト作成はあっさりと終わります。

しかし、そうでない地域はかなり大変。自分で各医療機関を回って了解を得ないといけません。

自分の地域ではまだ薬剤師会として了解を得ていなかったので、この連携機関先リストの作成でかなり時間を取られてしまいました。

薬剤師にも、薬局外での活動が求められている

この他にもいくつか大変なのがあって、

ⅩⅢ.積極的な健康サポートの取組等の実績が確認できる資料

ⅩⅣ.薬局において取組を発信していること等の実績が確認できる資料

このあたりが、薬局によっては大変かもしれません。

ⅩⅢは、例えば薬の相談会栄養相談会

ⅩⅣは、薬剤師会の学術大会や勉強会での発表学会での発表や学術論文の投稿

このような活動の実績が求められています。

これはつまり、薬局内での業務だけではなく、いかに地域住民への情報提供を行ったり、地域包括ケアに関わる職種と連携を取っていけるかが問われていると言えます。

もうかなり前から言われていることですが、薬剤師も薬局外での活動が求められる時代なんだなと実感しました。

健康サポート薬局はまだ1000未満

というわけで、健康サポート薬局の届出をした体験談でした。

ぶっちゃけほとんどが連携先機関先のリスト作成に取られた時間で、それ以外は普段から色んな活動に参加していれば、そこまで問題無いはずです。

まあ問題はそれ以前に、健康サポート薬局になりたいかどうか(笑)

全国で健康サポート薬局はまだ1000未満、確か600とか700薬局しかなかったと思います。

それもそうで、手間ばかりかかるうえに報酬は無いですからね(笑)

ただ、健康サポート薬局の要件っていうのが、現在国が薬局に求めている機能のはずです。

なので良い機会だと思って、自分の薬局に足りてない部分を埋めつつ、健康サポート薬局の届出をしてみるのもアリなんじゃないかなと思います。