ジェネリック医薬品が嫌なのか、薬の変更が嫌なのか

ジェネリック医薬品への変更を勧めたけど断られた・・・

でもお薬手帳を見てみたら、他ではジェネリック医薬品で貰ってる!!!

そんな経験、薬局で働いてたら1度はあると思います。

先日、後輩薬剤師にもそのことでグチられたのですが、ちょっと考えてみればそれって全然あり得る話なんですよね。

というわけで今回は、ジェネリック医薬品が嫌なのか薬の変更が嫌なのかっていう内容です。

ジェネリック医薬品を断る理由

現在、国をあげてジェネリック医薬品が推奨されています。

薬局でも積極的にジェネリック医薬品を患者さんに勧めますが、まあまあ断られます。

断られる理由は大きく分けて2つあります。

ジェネリック医薬品そのものが嫌

薬を変更することが嫌

この2つの理由は全く別物なわけですが、これらを分けずに考えて「この患者さんはジェネリックが嫌な人」というラベル付けをしてしまうと、その先へ進めなくなってしまいます。

嫌な理由

さらに細かく理由を挙げてみると、だいたいこんな感じでしょうか。

①ジェネリック医薬品そのものが嫌な人

・安いから効果が悪そう

・味が嫌い(OD錠など)

・錠剤が大きい小さい

②薬を変更することが嫌な人

・飲み慣れているから変えたくない

・名前や見た目が変わると分からなくなる

・先生が処方してくれた薬を変更するのは申し訳ない

・添加物が変わってアレルギー症状が出たら困る

パッと思いついた物なので、もっと色んな理由があるかもしれません。

AGはごく一部の人にしか価値がない

ここでAGについて考えてみます。

AGは一般的に「先発医薬品と添加物まで全く一緒のジェネリック医薬品」という意味で使われています。

じゃあそんなAGは、どんな理由でジェネリック医薬品への変更を嫌がっている人に対して価値があるのでしょうか。

上のリストを見てみると、②の「添加物が変わってアレルギー症状が出たら困る」と考えてる人。これくらいじゃないでしょうか。

かなり少ないですよね。ごく一部です。

他薬局ではジェネリック医薬品で貰ってる人

というわけで、冒頭で述べた『他ではジェネリック医薬品で貰ってる人』の話です。

こうして文字にしてみると分かりやすいですが、②薬を変更することが嫌な人で、他病院では処方そのものがジェネリック医薬品になっている場合ですね。

このような場合に、ジェネリック医薬品への変更を断られたけど他薬局ではジェネリック医薬品で貰ってるという状況が出来上がります。

まあちょっと考えれば分かるんですが(笑)

そんな感じで、ジェネリック医薬品を断られた時には、ジェネリック医薬品への変更が嫌な理由をしっかり考えることが大切なんじゃないかと思います。

理由が分かれば、その理由を解決できるようなジェネリック医薬品があれば変更してもらえる可能性がありますからね。

ジェネリック医薬品の調剤割合を上げるためにできること

2018年度調剤報酬改定で、さらに調剤割合を上げることが求められています。

これまでにも調剤割合を上げる努力は散々してきて、もう薬局側で出来ることは無いっていうところも多いんじゃないでしょうか。

ちなみに自分が普段働いてる薬局も同じ状況です(笑)

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ただ今回この記事を書いていて思ったのが、「新患に対して積極的にアプローチすることで、ジェネリック医薬品の調剤割合をもう少し上げられるかもな」ということです。

新患はジェネリック医薬品を断る理由が少ない

前述したジェネリック医薬品を断る理由のうち、新患は半分くらいしか無いんですよね。

これは、別に新患に限らずとも新しい薬を飲み始める場合にも言えます。

理由としては、

ジェネリック医薬品そのものが嫌

先生が処方してくれた薬を変更するのは申し訳ない

これくらいでしょうか。

新しい薬を飲むときに、添加物や名前が変わるとか飲み慣れてないとかは関係無いですからね(笑)

そしてこれらの理由は、ジェネリック医薬品というものについてしっかり説明すれば、理解してもらいやすい理由です。

なので、さらにジェネリック医薬品の調剤割合を上げるためには、

・新患

・新しい薬を飲み始める患者

こういった患者さんへのアプローチを頑張ることで、徐々にですが上げていけるんじゃないかと思ってます。