『イチジク浣腸』の名前の由来は果物のイチジク??

「浣腸といえばイチジク浣腸」というくらい有名な『イチジク浣腸』

薬局で働いていても、「病院で貰った浣腸じゃなくてイチジク浣腸が欲しかった」という患者さんがたまにいらっしゃいます。

成分はほぼ同じなんですけどね(笑)

そんなイチジク浣腸ですが、先日患者さんから面白い話を聞きました。

「イチジク浣腸の名前の由来は、イチジクが昔から便秘に良いって言われているからみたいよ」

あれ?そうなんですか??

自分はてっきり、容器の形状がイチジクみたいだからだと思ってたんですよね。

そんなわけで今回、実際にはどんな由来で『イチジク浣腸』というユーモア溢れる(?)名前になったのか、調べてみたので記事にしようと思います。

イチジク浣腸とは

ドラッグストアで定番商品の『イチジク浣腸』

便秘のとき、特に高齢者がよく購入するイメージです。

この写真を見比べると分かりますが、形はまさにイチジクそのもの。

イチジク浣腸

イチジク

果物のイチジクと間違えて食べてしまう人もいるのではないでしょうか(絶対いない)

イチジク浣腸の成分

イチジク浣腸は主成分がグリセリン。他には精製水と防腐剤のベンザルコニウム塩化物が含まれているだけです。

主成分がグリセリンということは、病院で処方されるグリセリン浣腸と一緒です。

含有率も50%で同じなので、病院でわざわざ浣腸を処方してもらうくらいなら、ドラッグストアで自分で購入する方が楽ですね。

果物のイチジクのイメージ

ところで、果物のイチジクにはどんなイメージがありますか?

自分の中では、

「女性の果物」

というイメージ。

女性がよく好んで食べているのと、女性ホルモンと似た成分が含まれているからですかね。

せっかくなので、我が家の女性陣にもイチジクのイメージを聞いてみました。

妻「イチジクのチョコレートが美味しいから買ってこい」

娘「おぎゃーおぎゃー(早く抱っこしろ)」

 

・・・全く役に立ちませんでした。

ただ、患者さんの言うような『便秘に良い』というイメージが自分には無かったんですよね。

ということで、イチジクと便秘の関係性について調べてみました。

イチジク1個で食物繊維2g程度

もちろんイチジクの大きさにもよるのですが、だいたいイチジク1個につき食物繊維が2g程度含まれているようです。食物繊維は食物繊維でも、水溶性の食物繊維が。

この量だと、そこまで便秘に良いようなイメージは持てないですよね。

自分が大好きな『ファイブミニ』なら食物繊維が6g含まれています(笑)

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イチジクを何個も食べれば便秘が解消される可能性はありますが、糖分も多いですし女性ホルモン様成分が含まれているので、あまり何個も食べるのはお勧めできません。

結論:都市伝説

というわけで、もともと「イチジクは便秘に良い」というイメージも無いですし、実際に食物繊維がそこまで豊富なわけではありません。

食物繊維だけが便秘解消に良いわけではありませんが、調べた限りでは、イチジクに他の便秘解消成分が含まれているわけでもなさそうです。

以上のことから、

「イチジク浣腸の名前の由来は、イチジクが昔から便秘に良いって言われているから」

というのは都市伝説であると結論付けます。

じゃあ『イチジク浣腸』の名前の由来は?

じゃあ、本当のイチジク浣腸の名前の由来は何なのでしょうか。

ネットで調べてみると、やはり「形状が果物のイチジクに似てるから」という説が有力なようです。

まあそうですよね。普通はそう考えます(笑)

ちなみに製造販売してるのは『イチジク製薬』

決して会社の名前から製品名を考えたわけではなく、1925年にイチジク浣腸の製造を開始した後、1926年に会社を設立しています。

ビオフェルミン製薬のように商品名から会社名をつけるパターンですね。

ジャバラ状のイチジク浣腸も発売

そんなわけで、「形状が果物のイチジクに似てるから」というのをイチジク浣腸の名前の由来として結論付けようと思うわけですが、最近ではジャバラ状のイチジク浣腸も発売されています。

ジャバラ状

通常のものよりもジャバラ状の方が使いやすいそうなので、イチジク浣腸をお求めの際には「イチジクとは形の似ていないイチジク浣腸」の購入をお勧めします(笑)

ラビトスロワイヤル

最後におまけです。

妻に言われた「イチジクのチョコレートが美味しいから買ってこい」

これは『ラビトスロワイヤル』のことです。

 

スペイン土産としてかなり好評なようで、KALDIでもたまに売ってます。

安くはないですがかなり美味しいので、気になった方はぜひ試してみてください!