イヌサフランの有毒成分はコルヒチン!

何年かに一度は死者がでる、ギョウジャニンニクイヌサフランの取り違え。

今年の夏にも北海道の80代女性が中毒死しています。⇒イヌサフラン食べ80代女性が中毒死。ギョウジャニンニクと誤る

ほんと、この取り違えによる食中毒は無くならないんですよね。

なんで無くならないんだろうと思うわけですが・・・ギョウジャニンニクとイヌサフラン、見た目ほとんど一緒ですね(笑)⇒ギョウジャニンニクとイヌサフラン(有毒)

自分も小さい頃、親に連れられて何度かギョウジャニンニクを採りに行ったことがあります。

間違ってイヌサフラン採らなくて良かったですよ、ほんと(笑)

そんなことを考えながら記事を読んでいたわけですが、ふと目に入ったのコルヒチンという文字。

・・・コルヒチン??

どうやらイヌサフランの有毒成分はコルヒチンというらしい。

どこかで聞いたことある名前ですね(笑)

そうです、痛風発作予防薬のコルヒチンです。

薬は一歩間違えれば毒になるということをまさに実感させてくれるニュースでしたので、今回はコルヒチンについて簡単にまとめてみようと思います。

薬としてのコルヒチン

コルヒチン錠0.5mg「タカタ」

コルヒチン錠0.5mg「タカタ」は痛風の発作を抑える薬で、1964年販売開始と歴史のある薬です。

最近ではザイロリックやフェブリクなど尿酸生成を抑制する薬がメインで処方され、コルヒチンは見る機会が減りました。

予防では1日0.5~1mg服用しますが、発作緩解を目的としては1日3~4mg服用することもあります。

毒としてのコルヒチン

一方、コルヒチンはイヌサフランの種子や球根にも含まれるアルカロイドです。

致死量は0.5mg/kg程度で、体重60kgの大人だと30mg程度接種すると死亡の可能性があります。

もちろんかなり個人差があり、過去には0.1mg/kg未満の摂取量で亡くなった方もいますので注意が必要です。

コルヒチンを過剰に摂取すると、まずは下痢や嘔吐などの消化器症状から始まり、腎障害、肝障害と進み、最終的には多臓器不全で亡くなります。

今回のニュースで亡くなった女性はイヌサフランの茎を食べたそうですが、茎にはコルヒチンが0.1%程度含まれてます。

つまり、茎だと30g程度食べただけでも30mgのコルヒチンを摂取してしまうことになります。

ギョウジャニンニクだと思ってイヌサフランを食べてしまった場合、30gは余裕で食べてしまえる量ですよね。

これはかなり危険といえます。

薬と毒の境界線

先程、過去に0.1mg/kg未満の摂取量でも亡くなった人がいると書きました。

0.1mg/kgって、体重60kgの大人でもコルヒチン6mgなんですよね。

発作緩解を目的とすると場合に1日3~4mg服用する場合があるというのは、かなり危険な量な気がします。

重要な基本的注意
(1)痛風発作の治療には1回0.5mgを投与し、疼痛発作が緩解するまで3~4時間ごとに投与し、1日量は1.8mgまでの投与にとどめることが望ましい。

と添付文書に書かれているのも納得です。

まあ一般的な致死量は0.5mg/kgなので、その5倍とすると30mg。

薬として服用する場合には、30mgは普通は飲まない量です。

しかし、致死量とそこまで大きく違うわけではないので、薬として服用する場合には用法用量を絶対に守って服用するようにしましょう

ギョウジャニンニクの採取に注意

以上、コルヒチンについて簡単にまとめました。

薬も一歩間違えれば毒になり得るということが、分かっていただけたかと思います。

イヌサフランによる食中毒は、死亡まではいかなくとも毎年1件か2件は発生しています。

小さい頃採取に行っていた自分が言うのもなんですが、もし山にギョウジャニンニクを採取に行く場合には、間違ってイヌサフランを採ってこないよう十分に注意しましょう。

ちなみに、ギョウジャニンニクは芽や球根にニンニク臭があります。一方のイヌサフランにはありません。

もし採ることがあれば、その辺りに注意してもらえればと思います。

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