【雑学】普通の牛乳よりも成分調整牛乳の方が安い理由

最近また改めて牛乳の美味しさに気付きました、どうも食アド薬剤師ttです。

小さい頃はあんなに飲んでた牛乳も、大人になるにつれて段々と飲む機会が減りますよね。

大人になると下痢しやすくなるとか、まあ色々な理由はあると思いますが。

ただ、たまに飲んでみると結構美味しいです。

寒くなってくると、寝る前のホットミルクとか最高です。飲みすぎると夜中に腹痛で目を覚ましますけどね(笑)

そんなわけで最近またちょくちょくと牛乳を飲むようになったんですけど、ふと牛乳の栄養成分表示なんかを眺めてみると、結構勉強になることが多いんです。

で、せっかくなんで牛乳のことを色々と調べていたのですが、気になったのが普通の牛乳より成分調整牛乳の方が価格が安いこと。

成分調整牛乳とは低脂肪牛乳無脂肪牛乳のことを言うのですが、脂肪を減らすために一手間かけてます。

普通なら、一手間かけた成分調整牛乳の方が価格が高くなりそうですよね。

でも安いんです。

その理由が、調べてみたら結構面白かったので、今回記事にしてみようと思います。

牛乳の大前提として、牛乳の成分は

乳脂肪分+無脂乳固形分+水分

から成っています。

これだけ覚えてから記事を読んでもらえると、理解しやすいと思います。

牛乳と成分調整牛乳の違い

一般的に「牛乳」と呼ばれているものは、成分無調整牛乳のことをいいます。

これは、生乳(牛から搾ったままの殺菌していない乳)を殺菌するだけで、製造工程で成分を調整していないものになります。

一方、成分を調整したものとしては

低脂肪牛乳:生乳から乳脂肪分を除去して0.5%~1.5%以下にしたもの

無脂肪牛乳:生乳から乳脂肪分をほぼ除去して0.5%以下にしたもの

などがあり、これらを成分調整牛乳といいます。

加工乳と乳飲料

また、成分を除去するのではなく、脱脂乳や脱脂粉乳、クリーム、バターなどの乳製品を生乳に加えたもの加工乳乳製品以外を加えたもの乳飲料といいます。

無脂乳固形分8.0%以上

成分無調整牛乳、成分調整牛乳、加工乳に関しては、「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令」において無脂乳固形分が8.0%以上と決められています。

この無脂乳固形分とは、生乳から水分と乳脂肪分を除いた成分のことを言い、具体的にはタンパク質、糖質、ビタミン、ミネラルです。

牛乳というと脂肪分ばかりに目がいきますが、成長期の子供が筋肉や骨を形成するためにはタンパク質や糖質が大切ですし、カルシウム摂取を目的とする場合にもミネラルが大切です。

意外と体に大切な成分はこの無脂乳固形分に含まれているんです。

なので、乳飲料でなければ無脂乳固形分は8.0%以上含まれている必要があると決められています。

具体例

具体的に写真を見てみるのが分かりやすいと思います。

成分無調整牛乳

3.4牛乳やら3.6牛乳やら3.8牛乳やら色々とありますが、これらの数字は基本的に乳脂肪分のパーセンテージです。

成分を調整しないと、だいたいこれくらいの乳脂肪分になります。

無脂乳固形分も8.0%以上含まれていますね。

成分調整牛乳

乳脂肪分を1.5%まで減らしているので、低脂肪牛乳という名称になります。

これも、成分調整牛乳なので無脂乳固形分が8.0%以上含まれています。

加工乳

これは少し紛らわしくて、商品名は「低脂肪乳」です。

確かに乳脂肪分が0.8%なのですが、原材料に脱脂粉乳が含まれているので分類としては「加工乳」になります。

ちなみに加工乳なので無脂乳固形分はきちんと8.0%を超えています。

乳飲料

最後に乳飲料になりますが、これは乳製品でないビタミンDが加えられているので「乳飲料」になります。

乳飲料なので無脂乳固形分が8.0%を下回っても問題ないのですが、この「特濃4.5」に関しては8.0%を超えています。

無脂乳固形分8.6%に脂肪分4.5%、ビタミンDまで加えられていて、もはや最強です(笑)

具体例はここまでになります。

成分調整牛乳の方が安い理由

さて、ここでやっと表題の件です。

成分調整牛乳は基本的に生乳を遠心分離にかけて乳脂肪分を取り除きます

そうすると、普通は遠心分離の手間がかかっている分、低脂肪乳の方が値段が高くなりそうですよね。

でも、牛乳よりも低脂肪乳の方が1割か2割安いんです。もし明日買い物に行く機会があれば、ぜひチェックしてみてください(笑)

その理由気になりますよね。答えは、

取り除いた乳脂肪分で生クリームやバターを作っているから

です。

確かに、生クリームやバターは乳脂肪分が非常に多いです。

ダイエットのために低脂肪牛乳を買う人がいたのって昔の話で、最近ではあまり気にしないですよね。

乳脂肪分は体重とそこまで関係ないからです。

むしろ、乳脂肪分は多い方が良い気もします。

でも低脂肪牛乳いつまでも商品として残っているのは、生クリームやバターで利益を大きく取れるからじゃないかと思っています。

これが、成分調整牛乳の方が安い理由です。

ちなみに加工乳も安いんですが、これは、生乳よりも安い脱脂粉乳を加えて作っているからです。

まとめ

以上、普通の牛乳よりも成分調整牛乳の方が安い理由についての紹介でした。

成分調整牛乳を作るために取り除いた乳脂肪分で生クリームやバターを作っているって知ってました?知らないですよね。そんなに知られてることじゃ無いと思います。

でもそのことを知っていると、成分調整牛乳の方が安い理由も納得だと思います。

牛乳に関する内容って結構奥が深くて面白いので、もし気が向けばまたそのうち記事にしようと思います。

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