「公平」と「平等」の使い分けが難しい話

公平」と「平等」の使い分け、意識してますか?

最近働いていて、よく意識させられるこの2つの言葉。なんとなく言葉は似てるけど、意味は結構違います。

そして、今まで何となく仕事においてモヤモヤしていた部分が、この2つの言葉の意味の違いを意識すればスッキリするはずです。

今回はこの2つの言葉の意味の違いを実際の仕事に当てはめながら、考えてみようと思います。

公平と平等の意味

まず、公平と平等のそれぞれの意味について、皆さんが愛するWikipediaで調べてみようと思います。

公平・・・判断・行動に当たり、いずれにも偏らず、えこひいきしないこと

平等・・・差別が無く、みな一様に等しいこと

なんとなく分かるような分からないようなといった感じでしょうか(笑)

仕事における公平と平等

次に、仕事においてどんな場合を公平といって、どんな場合を平等というか見てみます。

残業時間

複数店舗を管理していると、「なんであっちの店舗の人は残業が少ないのに、自分達はこんなに残業しないといけないのか!」と不満をぶつけられることがあります。

もちろん残業時間が偏り過ぎないように工夫はするのですが、完全に残業時間を同じにすることはハッキリいって無理です。何故なら店舗によって忙しさや営業時間が異なるからです。

これはつまり、全員を平等にするのは難しいということです。

しかし日本には労働基準法という法律があり、会社とは雇用契約を結んでいて、職場には就業規則というものがあります。それらに沿って出来るだけ平等になるようなシフトを作り、それでも職場の都合で残業が発生するようであれば、きちんと残業代が支払われていればそれは平等ではなくても公平と言えます。

もちろん、店長が「あいつは嫌いだから長時間残業させてやる!」とか「あいつは残業してても残業代支払わないぞ!」とかしていたらそれは不公平です。しかし、公とされているルールに従って決められていれば、それは平等ではなくても公平と言えます。

評価

次に評価について。

仕事をしていて、評価を付けられることは多いです。多くの会社には評価という仕組みがあります。

しかし、この評価という仕組みがすでに平等ではないと気づいているでしょうか。

考えてみれば当たり前で、平等を目指すのであれば評価というのは全員一律になるからです。昇給があるのであれば昇給率も全員一律。これが平等です。

でもそんな会社は少ないですよね。

実際には、一定の基準に沿って評価に差をつけられます。これは、平等ではありませんが公平です。一定に基準に沿って評価をしているからです。

反対に、一定の基準が存在せずに評価者の好き嫌いで全て評価してしまうようであれば、それは公平ではなく不公平ということになります。

平等を追究し過ぎると共産主義?

管理者をしていると、過度に平等を求めるような人に出会います。でもハッキリ言って、今の日本の世の中では平等を追究することは無理です。

何故なら、平等を追究し過ぎると共産主義になってしまうからです。

今の日本で共産主義的な考え方が他人に通用するか?多分無理でしょう。

おそらく過度に平等を求める人も、そこまで考えずに自分の都合で平等を求めているだけだと思います。そして、そういう人は平等と公平を勘違いしていることが多いんですよね。

なのでそういう人には、きちんと平等と公平の違いを説明します。そうすると、意外と納得してくれたりします。

まとめ

以上、公平と平等の違いについてまとめてみました。

管理者として思うことは、平等なんていうのはハッキリいって無理で、可能な限り公平を追究して仕事をしていくことが今の日本においては一番良い結果を生むんじゃないかなと思っています。

おそらくこの公平と平等の認識も、人によって若干の差があると思うんですよね。その辺り、自分なりにきちんと整理して仕事をしていくことが大切かなと思います。

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