薬局で働くなら正確に理解しておきたい「国民の祝日」。お盆は?年末年始は?

もう去年のことになりますが、平成28年から「山の日」が国民の祝日に加わりました。

おかげでお盆休みがいっきに長くなりましたよね。

え?うちの薬局は基準調剤加算を算定してるからお盆も休めない?

お疲れ様です(笑)

そんな基準調剤加算のように、薬局で働いてると意外と「国民の祝日」が絡んでくることが多いですよね。

休日加算もそうです。

でも「国民の祝日」「振替休日」について、きちんと正確に理解していますか?

自分は正直、自信がないです(笑)

そんなわけで今回、自分なりに頑張って調べてみたので記事にしてみようと思います。

国民の祝日に関する法律

まず初めに、国民の祝日については「国民の祝日に関する法律」によって定められています。

第1条
自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつ、よりよき社会、より豊かな生活を築きあげるために、ここに国民こぞってい、感謝し、又は記念する日を定め、これを「国民の祝日」と名づける。

第2条
「国民の祝日」を次のように定める。
元日:1月1日
成人の日:1月の第2月曜日
建国記念の日:政令で定める日
春分の日:春分日
昭和の日:4月29日
憲法記念日:5月3日
みどりの日:5月4日
こどもの日:5月5日
海の日:7月の第3月曜日
山の日:8月11日
敬老の日:9月の第3月曜日
秋分の日:秋分日
体育の日:10月の第2月曜日
文化の日:11月3日
勤労感謝の日:11月23日
天皇誕生日:12月23日

第3条
「国民の祝日」は、休日とする。
2.「国民の祝日」が日曜日に当たるときは、その日後においてその日に最も近い「国民の祝日」でない日を休日とする。
3.その前日及び翌日が「国民の祝日」である日(「国民の祝日」でない日に限る。)は、休日とする。

このように、全部で16の「国民の祝日」があります。

更に面白いのが、それぞれの「国民の祝日」には目的というか意味があります。

例えば「山の日」は、

「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する。」

です。

8月11日は山に親しみ感謝しましたか?

自分は海に行ってた気がします(笑)

第3条の2項と3項

ちなみに、第3条に結構大事なことが書かれています。

1項は単純に「国民の祝日」は休日ですよっていう内容です。

2項が「振替休日」で、「国民の祝日」が日曜日と被ってしまった場合には次の日を休日にしますよ。次の日も休日だったら更に次の日を休日にしますよ、ってやつです。

これのおかげで「国民の祝日」を損しなくて済むわけです。

3項が「中日の休日」です。前日と翌日の両方を「国民の祝日」に挟まれた平日は休日になります。

これによってシルバーウィークができたんですよね、懐かしい。

建国記念日と春分の日、秋分の日

法律に日付が明記されていないのが、建国記念日、春分の日、秋分の日の3つ。

建国記念日は、政令によって現在2月11日と定められています。

春分の日と秋分の日については、国立天文台が毎年2月に翌年の春分の日と秋分の日を官報で公表しています。

ですので、何年も先の春分の日と秋分の日はまだ分からないのです。

ただ、ほぼほぼ「春分の日」は3月20日か21日、「秋分の日」は9月22日か23日となっています。

この日付の詳しい決め方はこちらを見てください。⇒国立天文台(NAOJ)

薬局に関係する国民の祝日

ここまで長々と国民の祝日についてまとめてきました。

これを見ると、お盆も年末年始も「山の日」と「元旦」を除けば国民の祝日ではないことが分かります。

これらを踏まえて、国民の祝日が関係してくる薬局のルールを見てみます。

休日加算

休日加算を算定する条件は少し複雑ですが、算定要件として以下のようなものがあります。

(イ) 休日加算の対象となる休日とは、日曜日及び国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)第3条に規定する休日をいう。なお、1月2日、3日、12月29日、30日及び31日は休日として取り扱う。

ということで、(ロ)は輪番云々なので飛ばしますが、国民の祝日に関する法律に関して特に第3条の内容を理解しておくと分かりやすいですね。

対象となる休日は、「国民の休日」「振替休日」「中日の休日」および「12月29日~1月3日」となります。

基準調剤加算

基準調剤加算を算定するためには、施設基準として以下のような要件があります。

平日は1日8時間以上、土曜日又は日曜日のいずれかの曜日には一定時間以上開局し、かつ、週45時間以上開局していること。

さらに、祝日がある週に関してはQ&Aで以下の通りとされています。

国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)第3条に規定する休日並びに1月2日、3日、12月29日、12月30日及び31日が含まれる週以外の週の開局時間で要件を満たすか否か判断すること。

これによって、お盆は8月11日(山の日)を含まない週は要件通りに営業しないといけなくなりました

2017年でいえば8月14日が月曜日、15日が火曜日でしたからね。

病院はお盆休みのところが多かったのですが、薬局は基準調剤加算を算定してるせいで8月14・15日を開局しなくてはならないところが結構ありました。

基準調剤加算を算定しているから仕方ないとはいえ、なんとも微妙な感じになりましたよね(笑)

まとめ

以上、「国民の祝日」についてまとめた記事でした。

お盆に関してはちょっと厳しかったのですが、年末年始に関しては厚生労働省は結構優しい気がします。

12月29日~1月3日までは祝日のような扱いです。

これなら、基準調剤加算を取っていても年末年始はしっかり休めそうですね(笑)

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