「薬剤師が辛いと思ったら読む本」を読んだ感想

ふと思い出したので記事にしようと思うのですが、お盆休みにこの本を読みました。

薬剤師が辛いと思ったら読む本: pharmacist 2nd stage

ちょっと気になるタイトルですよね。

決して薬剤師が辛いと思ったから読んだわけではなくて(笑)

一応管理職として働いていて、辛そうに働いている薬剤師や楽しくなさそうに働いている薬剤師を目にすることがあるわけです。自分は楽しく働いているけど、そういった薬剤師の気持ちも理解してあげたいなあと思うんですよね。

で、薬の勉強の本はもちろん、こういう薬剤師という職業そのものに焦点を当てた本も読むようにしてるわけですが、せっかくなんで、たまには読んだ本の書評もブログで書いてみようかな~なんて思った次第であります。

ではさっそく。

目次

はじめに
第1章 薬剤師の現状と悩み
薬剤師という資格の罠
薬剤師を襲う2つのジレンマ
板挟みの三重苦
薬局にクレームが多い理由
薬剤師のやりがい
薬歴が邪魔をする、服薬指導
薬局内の人間関係
医療従事者としての薬剤師の将来
薬剤師のジレンマ2 薬は・・・

第2章 薬剤師が輝くセカンドステージ
薬局薬剤師が、やりがいを感じながら仕事をする方法
奴隷となった働き方から解放
かかりつけ薬剤師よりもカリスマ薬剤師を目指せ

第3章 カリスマ薬剤師への道
カリスマ薬剤師の作り方
常識なんて多数決
1000人の批判者よりもたった一人のファン

第4章 濃いファンが集まる最強コンテンツの作り方
あなたの最強コンテンツを決定させる方程式
アイデア
あなたのイメージがすべてを作り出す
アファメーションの方法
読者プレゼント
最後に

誤字脱字が多すぎる

まず内容以前の問題として、誤字脱字が多いです。読んでて疲れるレベル。というか読む気が失せるレベルです。

最近では電子書籍なら気軽に自分で出版できるようなので、校閲が甘いか全くされていないのではないかと思います。自分で出版するにしても、ある程度は校閲を通すべきです。世に出て恥ずかしくない程度には。

1章と2・3・4章の繋がりが無い

薬剤師にも、薬局薬剤師や病院薬剤師、製薬会社で働く薬剤師や医薬品卸で働く薬剤師など、様々な薬剤師がいます。

1章では、最初それぞれの薬剤師のやりがいや辛さが書かれているのですが、それがページが進むにつれて、気付けば薬局薬剤師の話になっています。何の断りの無しに突然。

自分が薬局薬剤師なので話にはついていけますし理解も出来るのですが、薬局薬剤師でない人が読んだら突然自分に関係ない話になるし、全く理解も出来ないと思います。

まあ、薬剤師という職業のジレンマであったり薬局内の人間関係の大変さは分かりますんですがね。

2章でいきなり置いていかれる

多少なりとも薬剤師の大変さや辛さには共感したところで第2章、「カリスマ薬剤師」を目指そうといった内容になります。

ん?いきなりどうした??

名前の良し悪しは別として、「カリスマ薬剤師」を目指す。具体的にはインターネット等のツールを使って自分を発信し、門前薬局で患者さんを待っているだけの薬剤師ではなく、患者さんが「あの薬剤師から薬を貰いたい!」と選んでくれるような「カリスマ薬剤師」になる。

そのための手段が4章までツラツラと書かれているわけですが、

ちょっと待て

と。

同じような毎日の連続でモチベーションを失ってるような薬剤師であれば、「カリスマ薬剤師」という目標を与えることは一つの方法かもしれません。

でも、それ以外にも色んな理由で薬剤師が辛いと思ってる人がいます。それは自分で第1章に書いてるはずです。

「カリスマ薬剤師」を目指す・・・そんな1つの解が、色んな理由で薬剤師が辛いと思っている人たち全てに通用するはずがありません。一部の人には当てはまるはもしれないですが、それ以外の理由で辛いと思っている人たちを完全に置いていってます。

しかもまた薬局薬剤師の話になっってます(笑)

「カリスマ薬剤師」の実践例が無い

あと、「カリスマ薬剤師」を目指せというなら自分が「カリスマ薬剤師」としてどのように活躍し、患者さんのためにどのような活動が出来ているのか。そんな実践例の話が本来ならあるべきなのですが、この本の中では1つも出てきません。

この著者がどんな薬剤師で、現在でも薬局薬剤師として働いているのかも分かりません。もしかしたら、自分が「カリスマ薬剤師」というわけではないのかもしれません。ただそれでも、話の流れとして実践例の1つや2つは書いておくべきだと思います。

まあ「カリスマ薬剤師」の定義すらかなり曖昧ですが。

結論

結論としては、「この本を読むのは時間の無駄だった」という感想です。

なんというか、セルフブランディングを薬剤師という職業に落とし込んでるのは分かるんです。第2章から第4章はほぼそんな内容ですから。ただそれなら「薬剤師が辛いと思ったら読む本」というタイトルは明らかにズレているし、第1章の存在が全く無意味になります。

もう少し、対象とする読者を明確にした構成でも良かったのかなと思います。

まあ本を1度も書いたことが無い自分が言うのもおかしな話ですが。

最後に

最後に、この著者の他の著作本のタイトルを載せておきます。

「自分の軸をみつけて自分を好きになる方法: 自分にぴったりのアファメーションがみつかる」
「無理をせずに勝手に痩せていく方法: あなただけが実現可能な痩せ方」
「病気という猛獣と闘うな: 知られざる真実」
「生きた屍を潤す方法:乾いた生き方を変えれば人生がかわる」
「ヅラをズラせば 長生きする頭よりも心臓に毛を生やせ」
「成功者は肌が命:楊貴妃もやっていた美の秘訣」
「勃ち上がる力:人生をジンジン変える勃起力三段活用」

これが「カリスマ薬剤師」を目指せと言っている人の著作本でしょうか(笑)

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