中医協(中央社会保険医療協議会)って何してるところ?審議会や部会についてまとめてみた

中医協(中央社会保険医療協議会)

この漢字だらけで無駄に長い名前。いかにも国の機関っていう感じがしますよね(笑)

調剤報酬改定が近づくにつれて耳にする機会が増えるこの中医協。

これからまた半年後には調剤報酬改定があるので、良くも悪くも中医協という言葉を耳にする機会が増えるでしょう。

そんな中医協ですが、なんとなく漠然としたイメージだけで、詳しくどんな組織なのかは知らない人も多いはず。

でも実は、知っておかないと医療業界の流れに置いていかれるかもしれない重要な機関ですので、今回簡単にまとめておこうと思います。

知っている人は華麗にスルーしてください(笑)

中医協(中央社会保険医療協議会)とは

中医協とは、日本の健康保険制度や診療報酬改定などについて審議する厚生労働省の諮問機関です。

現在2年に1度行われている診療報酬改定や調剤報酬改定は厚生労働大臣が最終的に決定しますが、その前に中医協に諮問をし、中医協で作り上げたものを厚生労働大臣が最終決定している形になります。

ですので、実質的には中医協が報酬改定を行っているといっても過言ではありません。

報酬改定が近づくと、中医協の議論内容に注目が集まるのはそのためです。

中医協のメンバー

そんな中医協の気になるメンバーですが、

・健康保険、船員保険及び国民健康保険の保険者並びに被保険者、事業主及び船舶所有者を代表する委員 - 7人
・医師、歯科医師及び薬剤師を代表する委員 - 7人
・公益を代表する委員 -6 人

の合わせて20人となります。

任期は2年で、1年ごとに半数の10人が入れ替わります。

ちなみに、平成29年3月1日の段階での中医協メンバーは以下の通り。

1.健康保険、船員保険及び国民健康保険の保険者並びに被保険者、事業主及び船舶所有者を代表する委員(氏 名)      (現役職名)
吉森 俊和   全国健康保険協会理事
幸野 庄司   健康保険組合連合会理事
平川 則男   日本労働組合総連合会総合政策局長
花井 十伍   日本労働組合総連合会「患者本位の医療を確立する連絡会」委員
宮近 清文   日本経済団体連合会社会保障委員会医療・介護改革部会部会長代理
松浦 満晴   全日本海員組合組合長代行
榊原 純夫   愛知県半田市長

2.医師、歯科医師及び薬剤師を代表する委員
(氏 名)      (現役職名)
松本 純一   日本医師会常任理事
中川 俊男     日本医師会副会長
松原 謙二   日本医師会副会長
万代 恭嗣   日本病院会常任理事
猪口 雄二   全日本病院協会副会長
遠藤 秀樹   日本歯科医師会常務理事
安部 好弘   日本薬剤師会常務理事

3.公益を代表する委員
(氏 名)      (現役職名)
荒井   耕   一橋大学大学院商学研究科教授
印南 一路   慶應義塾大学総合政策学部教授
関 ふ佐子   横浜国立大学大学院国際社会科学研究院教授
田辺 国昭   東京大学大学院法学政治学研究科教授
野口 晴子   早稲田大学政治経済学術院教授
松原 由美     早稲田大学人間科学学術院准教授

よく見る名前がちらほらありますね(笑)

審議会や部会について

中医協は正式名称「中央社会保険医療協議会」という協議会ですが、同等の組織としては審議会と名の付く組織が多いです。

例えば、

・社会保障審議会
・薬事・食品衛生審議会
・厚生科学審議会

などが厚生労働省に設置された審議会として存在します。

審議会(協議会等を含む)は法的に定められ、大臣の諮問に対して答申(政策提言)を行います。

さらに審議会の下には部会や分科会、委員会などが存在し、より専門的なことを話し合い結論を審議会に提出します。

例えば中医協の下だと、

・薬価専門部会
・保健医療材料専門部会

などの部会があります。

中医協で専門的なことまで全て話し合うことは当然不可能なので、部会を作ってより専門の人達で話し合ってもらい、その結論をもって中医協でまとめ、厚生労働大臣に政策提言する流れとなります。

審議会や部会など、どういったものがあるかは厚生労働省のホームページに記載されています。

もちろん、厚生労働省だけでなく各省にも審議会は存在し、全体で見るとかなりの審議会や部会が存在します。

それら審議会や部会のメンバーには当然謝礼金が支払われているわけで、国としては部会等を減らして謝礼金を削減したいようですが、なかなか上手くいっていないのが現実です。

まとめ

以上、中医協やその下にある部会等について、その役割等をまとめてみました。

これを読めば、中医協とその部会が我々薬剤師の仕事に与える影響がどれだけ大きいか分かると思います。

ただ、中医協メンバーの役職を見るとなんとなく薬剤師が弱い気がしますよね(笑)

これでは、報酬改定が薬剤師にとってあまり良くない方向に進んでしまうのも分かる気がします。

別に医師と対立するわけではないですが、国の貴重な医療費財源をどのように報酬として付けていくかを決めるのが中医協です。

もう少し薬剤師側の人がいてくれたら良いのになあ、という印象ですね。

コメントを残す