蕎麦アレルギーの人は、焼きそば・中華そば・支那そば・ソーキそばを食べても大丈夫?

表題の質問、食生活アドバイザーとして患者さんの相談にのっていると、こんな質問まで受けたりします。

問診票にアレルギーを書いてもらった時に、蕎麦アレルギーと書いてあっても薬を飲んでもらう分には問題無いですよね。
でも食生活の話までしていると、蕎麦アレルギーって意外と気にすることがあります。

そんなわけで今回は蕎麦アレルギーについての記事です。

蕎麦アレルギーとは

現在の食品表示法では、原材料に使用している場合に必ず表示しなくてはいけないとされる「特定原材料」が7種類あります。

その7種類とは、乳、卵、小麦、えび、かに、そば、落花生です。

この中で、特にそばと落花生に関しては患者数はそこまで多くないものの、重篤な症状に至ることが多いために注意が必要とされています。

蕎麦アレルギーはそば粉がアレルゲン

蕎麦アレルギーの患者さんは、蕎麦というよりもそば粉そのものをアレルゲンとして反応しています。
そのため、蕎麦を食べていなくても空気中に飛散したそば粉を吸うだけでアレルギーを発症してしまうこともあります。

蕎麦屋に入ることも出来ないなど、かなり気を付けなくてはいけないアレルギーです。

焼きそば・中華そば・支那そば・ソーキそばにそば粉は使われてる?

さて、このような蕎麦アレルギーの基本情報を踏まえたうえで、では焼きそば・中華そば・支那そば・ソーキそばは食べられるのか。
そばという名前が付いてはいますが、そば粉は使われているのかを見ていきます。

焼きそば

皆さんご存知焼きそば。屋台の定番メニューですよね。

そんな焼きそば、知っている方も多いでしょうが、そば粉は使われていません。
たまにそば粉を練りこんだ個性的な麺もあるみたいですが、一般的なものは小麦粉と鹹水(かんすい)で作られた中華麺を炒めています。

ですので、蕎麦アレルギーの方でも焼きそばは食べられます。

中華そばと支那そば

中華そばと支那そば。
そば粉が使われているかどうかの前に、中華そばと支那そばが同じものって知っていましたか?

地方というよりも店によってどちらの名前で呼んでるか違うのですが、支那をアルファベットで書くとChina(チャイナ)ですからね。

歴史には詳しくないので詳細は分からないのですが、支那という言葉は各国で戦争があった時代に使われていたもので、若干差別的な意味を含むようです。ですので、中国人は支那という言葉を嫌がることがあります。

まあ東シナ海とか南シナ海とか言っちゃってるんですけどね(笑)

で、その中華そばですが、これはラーメンの別名です。
これも茹でた中華麺をスープに入れたものなので、そば粉は使用されていません。

ですので、蕎麦アレルギーの方でも食べられます。

ソーキそば

ソーキそばは分かりますか?
沖縄そばにソーキ(豚肉のあばら部分の肉)がのっている料理です。

なので、肉が違う以外はソーキそばも沖縄そばも変わりありません。

では、沖縄そばにはそば粉は使われているのか。
沖縄そばも、麺は中華麺を使用しています。麺は中華麺で、スープがラーメンというよりもうどんのような和風ダシを使用しています。

なので沖縄そばも、蕎麦アレルギーの方でも問題なく食べられます。

ちなみに沖縄そば、沖縄では「そば」なんて呼ばれたりもします。

もはや完全に蕎麦アレルギーの人にはアウトな名前ですよね。
でも食べられるんです(笑)

なぜそば粉を使用していないのにそばと言うのか

これら焼きそば・中華そば・支那そば・ソーキそばは、そば粉を使っていないのになぜそばという名前が付いているのか。

実は、日本古来の麺料理は蕎麦なんです。
そして、蕎麦がある中に中国から中華麺をスープに入れる料理が伝わってきた。

「よし、中華から伝わってきた蕎麦のような麺料理だから、中華そばにしよう!」

こうして中華そばという名前になったと言われています。

同じ製造ラインで製造している場合は注意

最後に重要なことですが、これら中華麺にそば粉は使用されていないのですが、製麺所によっては蕎麦と中華麺を同じ製造ラインで製造していることがあります。

その場合、中華麺にわずかながら蕎麦を作るのに使用したそば粉がコンタミネーションしていることかあります。

空気中に飛散しているそば粉を吸うだけでもアレルギーを発症することのある蕎麦アレルギーですから、コンタミネーションしたわずかな量のそば粉でも発症することがあります。

最近の中華麺やカップ麺には、中華麺が蕎麦と同じ製造ラインで製造しているか記載しているものが多いので、蕎麦アレルギーの方は確認するようにしましょう。

そこを確認して製造ラインも違えば、そば粉を使用していない料理は、例え名前にそばと付いていても安心して食べられると思います。

まとめ

以上、今回は蕎麦アレルギーについて簡単にまとめました。

空気中のそば粉だったり製造ラインからのコンタミネーションだったりと、蕎麦アレルギーの方は気をつけなくてはいけないことが非常に多いです。

しかし、これだけ名前にそばと付く料理が多いにも関わらず、実際にそば粉を使用している料理は蕎麦しかありません。

それを知っておくだけでも、蕎麦アレルギーの患者さんの日常生活におけるストレスを、少しは減らすことができるんじゃないかと思います。

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