厚生労働省が発表している薬剤師数や統計データはあてにならない

厚生労働省は2年に1度、薬剤師の統計データを発表しています。

性別であったり、年齢層であったり、都道府県別の薬剤師分布などなど。

それらのデータから、薬剤師は将来過剰になるとか、転職するなら何県だとか、女性の方が多いから平均年収が~とか、そういった難しい内容を偉い人たちが議論しているわけです。

詳しいことは知りませんが(笑)

でも、そもそも厚生労働省が発表している統計データってあてにならないんじゃない?っていう話です。

前回の記事も読んでいる方は、おそらく理由がなんとなく分かると思います(笑)

薬剤師の届出は2年に1度。忘れた時の罰則は?

2017.07.24

厚生労働省発表の統計データとは

どの省庁もそうですが、様々なデータを集計し、様々な統計データを発表しています。

厚生労働省も、人口や社会福祉、社会保険、雇用、賃金、労働時間など様々な統計データを発表しています。

そんな統計データの中に、医師・歯科医師・薬剤師調査という統計データがあります。

現在発表されている最新のデータは平成26年のもので、平成26年12月31日の情報です。

この統計データっていうのがまた発表が遅くて、次は平成28年12月31日のデータが平成29年の12月頃に発表になるようです。

薬剤師の統計データ

というわけで、医師・歯科医師・薬剤師調査の中から薬剤師についての統計データを簡単に見てみます。

平成 26 年 12 月 31 日現在における全国の届出「薬剤師数」は 288,151 人で、「男」112,494 人(総数
の39.0%)、「女」175,657 人(同61.0%)となっている。

薬剤師数は30万人弱で、男性が4割女性が6割となっています。

薬局・医療施設に従事する薬剤師を性別にみると、「男」が73,212 人で、前回に比べ4,268 人(6.2%)
増加し、「女」は142,865 人で、6,093 人(4.5%)増加している。

薬局・医療施設に従事する薬剤師の比率は、男性約33%、女性67%となっています。

全体の比率と比べて、薬局・医療施設に従事する薬剤師の比率は女性の割合が高いんですね。

つまり、それだけ薬局・医療施設以外、例えば製薬企業などに従事する薬剤師は男性の方が多いってことでしょう。

薬局・医療施設に従事する人口 10 万対薬剤師数は 170.0 人で、前回(161.3 人)に比べ 8.7 人増加している。これを都道府県(従業地)別にみると、徳島県が210.9 人と最も多く、次いで東京都207.1 人、兵庫県198.2 人となっており、沖縄県が131.0 人と最も少なく、次いで、青森県133.8 人、福井県140.5 人となっている。

なんで徳島県が多いんですかね?大塚製薬の影響でもあるんですかね?笑

沖縄県が少ないのは納得で、沖縄本島から離れて石垣島などの諸島に行くと、本当に薬剤師がいないです。

常に派遣だったりチェーンのヘルプで凌いでいるような感じで、派遣でそういった諸島に行くとめちゃくちゃ年収が高いですよ(笑)

統計データは2年に1度の届出を調査対象としている

このように様々な統計データがあって見ていると面白いのですが、そこまであてにならないと思っています。

なぜなら、

2年に1度の届出を調査対象としているから

です。

前回の記事でも書いたように、この届出は義務とされていて一応罰則もあるのですが、全く罰則が適用されていません。

ですので、本当は薬剤師なのに届出をせず、調査対象から外れてしまっている人がたくさんいると思われます。

そんな、どれだけの人がキチンと決まりを守って届出をしているか怪しいのに、その届出を調査対象として統計データです。

信じすぎてしまっては危険ですよね(笑)

統計データの差異予想

届出を調査対象としていることを考えると、実際はもっとこうだろうなと考えられる点がいくつかあります。

あくまでも予想ですが、おそらく女性の薬剤師数はもっと多いはずです。

産休育休中は届出を忘れる可能性が高いですからね。

薬局・医療施設で働いていない薬剤師の人数ももっと多いと思います。

製薬企業などで働いている薬剤師も届出をしていない割合が高いでしょうからね。

都道府県別の薬剤師分布についても、沖縄県の人口 10 万対薬剤師数はもう少し多いんじゃないかと思います。

なぜかというと、孤島に1人の薬剤師だったり、近所に薬局が全く無い地域で働いていたりすると、他人から届出の年であることを教えてもらえる機会が無いからです。

1人だとどうしても忘れますからね(笑)

まとめ

以上、厚生労働省が発表している薬剤師数や統計データがあてにならない理由について書いてみました。

この統計データって、今後の薬剤師という仕事の将来について考える時にすごく重要なデータなんですよね。

そのデータの元となるのが、忘れても罰則が無いような届出ではどれだけ信用して良いのか不安なところです。

せっかくマイナンバーが導入されているわけですから、マイナンバーに職業も紐付けして、届出などしなくても自動でデータ収集できるような仕組みにしてほしいですね。

そうすれば、インフルエンザで多忙な時期の煩わしい仕事を1つ減らすことができます(笑)

ぜひお願いしたいところです。

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