【大塚】プレタールの新しいプラスチックケース包装について色々質問してみた

大塚製薬が、抗血小板薬「プレタールOD錠100mg(一般名:シロスタゾール)」の一部変更承認を取得したことが先週発表されました。

「プレタールアシストシステム」が搭載された56錠入りプラスチックケース包装ということで、少し話題になったのも記憶が新しいところ。

今日ちょうど大塚製薬のMRさんが来局されたので、この「プレタールアシストシステム」について色々と質問してみたので、まとめておこうと思います。

「プレタールアシストシステム」とは

「プレタールアシストシステム」は、大塚製薬が日本電気株式会社(NEC)と共同開発したシステムです。

プラスチックケースについたLED点滅によって服薬時間をお知らせし、毎日の服薬をアシストするというコンセプトになります。

具体的には上の図を見ていただきたいのですが、プラスチックケース包装品に服薬アシストモジュールを取り付けるだけです。

追加機能として、スマホがあればアプリで「薬をプラスチックケースから取り出した」ことを記録できます。

誤って1度に2錠取り出してしまった場合にも、その機能で分かります。

この機能はIoTを活用しているとのこと。

個人的な感想としては、このIoTを活用したアプリでの服用管理、かなり面白い気がします。

本人以外の人でも服用の記録を見れるだろうし、在宅や施設でかなり使い道があるんじゃないでしょうか。

薬に関する研究でも、かなり色々応用を利かせられる気がします。

IoT
Internet of Thingsの略。様々なモノがインターネットと繋がり、モノの状況をインターネットを介して常に把握管理できるようになる。ソフトバンクがIoT事業を行う会社に次々と出資をしていることからも、今後さらなる発展が予想されている。

大塚製薬のMRさんに質問した内容

Q:いつ販売開始?

10月に販売開始予定。それまでに見本を作成して、薬局や病院に説明に回る予定。

Q:LED点滅だけでなくて、音を出したりは可能?

現在は音を出すような機能は無いが、希望が多ければ随時そういった機能を追加していこうとは思っている。

Q:高齢者はスマホを持っていない人も多いと思うが?

スマホはあくまで追加の機能で、基本的なコンセプトとしてはLED点滅で服用時間をお知らせすること。

Q:LED点滅の時間を設定することは可能?

初期設定はモジュールで4時間くらいの幅があるが、スマホがあればアプリでより自由に設定可能(初期設定の説明はいまいち理解できませんでした)。理想としては、スマホを持っていない高齢者に対しては薬局でアプリを利用して時間設定をしてあげてほしい。

Q:利用料金はかかる?薬価は同じ?

薬価は同じだが、モジュールの利用料金がかかる。半年で200円くらいを今は考えている。スマホのアプリは無料。

Q:同様のシステムは海外にある?

服薬支援の機器なら海外だけでなく日本でも数種類あるが、IoTを利用してスマホなどでデータ管理まで出来るものは世界で初。

海外の服薬支援機器

海外で開発された服薬支援機器はこれですね。

アラーム機能で服薬時間を教えてくれます。錠剤をセットしておいて、下の排出口のようなところから1回分をまとめて取り出すことが出来ます。

「プレタールアシストシステム」と比べると、

薬を取り出したことを認識できない

アプリ等で管理できない

この2点が劣っている点ですかね。

ただ、

複数の錠剤を管理可能

この1点に関しては、海外の服薬支援機器の方が優っている点だと思います。

一応日本ではこんなものが開発されています。

これは1回分の錠剤をわざわざ専用ケースに入れてセットしないといけないので、結構な手間だと思います。

服薬支援機器の利用に関する報告

このような服薬支援機器ですが、お金がかかるだけで実際に効果はあるのかどうか気になるところですよね。

上述の海外で開発された服薬支援機器は、詳しい数値は忘れてしまいましたが機器を使用することで飲み忘れが減り、医療費を3%削減できたとの報告があるそうです。

服薬支援機器の価格にもよりますが、検討してみる価値はありそうです。

まとめ

以上、「プレタールアシストシステム」と、その流れで海外の服薬支援機器について紹介しました。

個人的な感想としては、海外の服薬支援機器のようなものにIoTでアプリ管理できるような機能が付けば良いなと思いました。

やはりプレタールにしか対応していないのは不便ですよね。

今後他の薬と一緒に管理できるようになっていけば良いのですが、下手に包装追加という形で承認を通してしまったので、それぞれの薬にプラスチックケース包装が作られてきてしまう気もします。

そうなると、またガラパゴス的な発展ですねきっと・・・

せっかくIoTを活用した面白い機能なので、上手く発展していってほしいところです。

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