調剤事務という仕事はあと何年存在するか

調剤事務という名前を聞いて、どういった仕事をイメージするでしょうか。

患者さんからすれば、処方箋を受け取ってくれる人。
薬剤師からすれば、処方箋の入力、レセプト請求、場合によっては調剤。
調剤事務の仕事を実際にしている人からすれば、

「薬剤師のやらない雑務まで全部やってるわ!お前ら少しは掃除片付けしろや!」

なんて人もいるかもしれません。

人によって想像する仕事は違いますし、当然ですが薬局によっても業務内容は異なります。

今回は、そんな調剤事務という仕事があと何年存在するのかっていう話です。

業務の大部分はすでに機械によって代替が可能

実は、調剤事務の業務の大部分はすでに代替が可能です。

そんなこと言って、調剤事務なんて未だにめっちゃいるじゃねーか、と思うかもしれないですが、まさしくその通りです。

薬剤師より多いんじゃないかってレベルでいます(笑)

でもそれは、機械代よりも調剤事務の人件費の方が安いからです。

どのように代替可能なのか

受付時に行っている諸々の確認事項は、ホテルのオートチェックインのような機械を使えば代替可能。待ってる間にiPadで入力してもらってる薬局はすでにあります。

処方箋の入力は、すでに処方箋に二次元バーコードが載っている処方箋が増えてきてますよね。今はまだエラーが多いですが、国主導で様式を揃えていけばエラーは減っていくはずです。

レセプト請求だけは、大部分は機械化できると思いますが今現在の仕組みのままだと、少し人間の作業が必要になる気がします。返戻とか月遅れとか結構例外的な作業が多いんですよね。

調剤…これに関しては触れないでおこうかと思います(笑)
でも調剤も、すでに代替可能というのはご存知な方が多いと思います。

会計を事務さんがする薬局もありますが、それもオートレジやセミオートレジでいくらでも代替可能です。
POS機能も持たせれば、むしろそっちの方が良いような気もします。

機械は普及するほど安くなる

現在は機械の価格がネックでなかなか普及が進んでいないのですが、機械というのは普及するほど安くなります。
そして、普及するほど進化のスピードも上がります。拡まるときはいっきに拡まるんですよね。

調剤事務という仕事はあと5年以内に無くなる

このような理由から、調剤事務という仕事は5年以内に無くなるんじゃないかと考えています。
5年という数字は、2018年の医療介護同時改定から2回の調剤報酬改定という計算です。

ただまあ、5年という数字はかなりアバウトなので気にしなくて良いかと思います(笑)

なぜ調剤報酬改定が事務の仕事に関係あるかというと、薬局の経営がさらに厳しくなっていくからです。
経営が厳しくなるほど、人件費を削って機械を入れていこうという流れは進むはずです。

調剤事務という仕事の将来

上記のような理由から調剤事務という仕事は無くなると考えているのですが、別にただ無くなること言いたいわけではないんです。
調剤事務の人も、薬剤師と同じように対物から対人への流れに乗る必要があると言いたいんです。

薬剤師の仕事が対人へとシフトすればするほど、実は薬剤師という資格によって守られている独占業務からは離れていきます。
つまり、現在でいう調剤事務のような薬剤師を補助する立場の人が、より活躍できるチャンスでもあるというわけです。

そうなると、例えば販売員であったりヘルパーというような人が調剤事務に変わって薬局で働いているかもしれません。

もしかすると、調剤事務という名前は残っていても実際の業務としては販売員やヘルパーのようなものになっているかもしれません。

そうやって時代の流れに沿って業務内容をきちんと変えていけば、今以上に活躍の幅は広がるはずです。

もちろん、ただ指示を待つだけのような人には活躍の場などありません。
主体的に動き、患者さんの求めている事に気付き、機械との違いを生み出していける事務さんこそが活躍していけると思います。

まとめ

以上、調剤事務という仕事はあと何年存在するか、という内容の記事でした。

以前にAI時代の薬局薬剤師に求められる能力という記事を書きましたが、結局は薬剤師も調剤事務も求められる能力は一緒なんですよね。

AIや機械には出来ない業務を見つけ、そっちにシフトしていくことが大切です。

ただ、調剤事務の仕事はAIまでいかずとも、すでに機械で代替できる内容がほとんどなので、タイムリミットは薬剤師よりも近いんじゃないかということです。

おそらく、このような状況は薬剤師や調剤事務に限ったことではなく、ほとんどの業種で同じことが言えると思います。

機械に出来ることは機械に任せ、機械には出来ないプラスアルファを見つける能力を磨いていきましょう!

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