薬を宅急便で送る時に知っておきたい30万円の壁。ヤマト便を利用する手も。

薬局で働いていると、薬を宅急便で送ることがたまにあります。

処方が出なくなった薬を他店舗に送ったり、不足分を患者さんに送ったり。

そういった場合に気を付けないといけないのが30万円の壁

何のことだか分かりますか?

知らなくても全く問題無いのですが、もしもの時に知っていると、被害を防ぐことが出来ます。

逆に知らないと、何かあった時に結構な被害を受けてしまいます。

そんなわけで今回は、30万円の壁について簡単に記事にしようと思います。

宅急便の利用規定

最近いろいろと話題の宅急便。

利用規定なんてまず見ないで利用していると思いますが、実はヤマト運輸の利用規定には以下のような記述があります。

(引受拒絶)
当社は、一個の荷物の申告価格が三十万円を超える当該荷物は、引受けません。

これは佐川急便にも同様の記述があり、おそらくそれ以外の会社も同じだと思います。

これが30万円の壁ってやつです。

30万円を超える荷物は送っちゃいけないんです。

これ以外にも金、銀、紙幣、株券、生きた動物など、引き受けてもらえない荷物は結構あります。

理由としては単純で、あまり高級な物を運んでいて、もし何かあったときに補償ができないからです。

以前に佐川急便の配達員がストレスで配達物をボコボコにしてましたが、そういったこともあって荷物が絶対に安全とは言えないんです(笑)

何かあった時に30万円までしか補償してもらえない

でも、包装してしまえば中身が30万円以下かどうかなんて分からないですよね。だからバレずに送れるでしょ~とか思いますよね?

そうなんです。バレないんです。

だから送ろうと思えば送れます(笑)

ただ、何かあった時に補償してくれないんですよ。

なんで知ってるかって?それは経験したことがあるからです(笑)

生物学的製剤には要注意

自分はエンブレルを宅急便で送った時に、30万円を超えました。

生物学的製剤って高いんですよね。最近は自己注射できる物も結構ありますが、どれも嵩張る。

「大量に処方されると持って帰れないから送ってくれないか」と患者さんに頼まれ、服薬指導だけしてエンブレルはいつも宅急便で送ってたんです。もちろんクール宅急便で。

覚えてますか?ヤマト運輸のクール宅急便で問題があったこと。

クール宅急便でお願いした荷物を、配達員の不注意で常温で配達してしまったんです。当時は結構なニュースになりました。

見事それに巻き込まれて、エンブレルが全て使えなくなってしまいました。

もちろん補償の話になるわけですが、そんな30万円の壁なんて全く知らなかったですからね(笑)

本来であれば1円も補償してもらえないらしいのですが、大きく問題になっていたこともあって、交渉の末30万円までは補償してもらえました。

でも金額が金額です。

いや~あの時は落ち込みました(笑)

それ以降は、宅急便で送る時には中身の値段についてはめちゃくちゃ気にしてます。

30万円を超えてしまう場合にはどうすれば良いか

では、どうしても中身の値段が30万円を超えてしまう場合にはどうすれば良いでしょうか。

これは薬に限らず、日常生活でも役に立つ可能性のある知識なので紹介しておこうと思います。

方法としては2つ考えられます。

中身を分ける

まず1つ目が、中身が複数で30万円を超えるような物なら2つや3つに分けて送ることです。

そうすれば、宅急便の料金は高くなってしまいますが、1つ1つの荷物では30万円の壁を超えずに送ることが可能になります。

ヤマト便を利用する

2つ目が、ヤマト便を利用するということです。

ヤマト便をご存知ですか?普通に生活しているとあまり利用する機会は無いのですが、

通常の宅急便では扱えないサイズの荷物
30万円を超える値段の荷物

このような荷物を運んでくれるサービスです。

コンビニからは送れない
時間指定ができない
冷蔵・冷凍では送れない

などなど色々と不便なところもあるのですが、値段はそこまで高くありません。

物が1つで30万円を超えてしまうような場合には、ヤマト便以外にはほとんど選択肢が無いのではないでしょうか。

まとめ

以上、宅急便を送る際の30万円の壁について紹介しました。

一応宅急便の送り状にも30万円を超えてはいけない旨が書いてはあるのですが、まあ小さくて気付かないです(笑)

ただ知っておかないと、何かあった時に結構な金額の被害を受けてしまうことになります。

なかなか役立つ機会は無いかもしれませんが、頭の片隅に入れておいてもらえればと思います。

おまけ

30万円の壁とは反対に、30万円は超えないけど大量の荷物を送る場合。

そういった場合、段ボールを複数個に分けて送るよりも、全部まとめて大きな荷物としてヤマト便で送った方がかなり割安なので、覚えておいて損は無いと思います。

追記

ヤマト運輸の人手不足問題を受け、2017年6月に宅急便の料金やヤマト便で送れる荷物に関して大きな変更がありました。

30万円を超える場合にヤマト便を利用する点は変わりないのですが、ヤマト便で送れる荷物の大きさに上限ができてしまいました。

詳しくは別記事でまとめようと思います。

関連記事>>>ヤマト便のサービス内容が変更に。大きい荷物は家財宅急便で。

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