大塚製薬が今更ムコスタのオーソライズドジェネリック、レバミピド「オーツカ」を発売する理由

ご存知の方が多いかと思いますが、大塚製薬がムコスタ錠のAGであるレバミピド「オーツカ」を発売しました。

正確に言えば、発売するのは大塚製薬ではなく大塚製薬工場ですかね。まあどっちでも似たようなものです(笑)

大塚製薬工場
今回レバミピド「オーツカ」を製造販売する大塚製薬工場ですが、これまでは輸液やOTC医薬品、OS-1などを販売してきた、大塚製薬のグループ企業です。ムコスタ錠を製造販売している大塚製薬ではレバミピド錠「オーツカ」を製造販売できないため、わざわざ大塚製薬工場から製造販売しています。

ハッキリ言って、なんで今頃発売するのか謎ですよね。疑問に思ってる人も多いはずです。
そんなわけで、個人的にその理由をMRさんやMSさん、メーカーの友人に聞いてみたのでまとめておこうと思います。

理由1:ジェネリックに関する問い合わせが大塚にくるから

これはMSさんに聞いた話ですが、絶対に嘘だと思ってます(笑)

各社ムコスタのジェネリックを発売しているわけですが、そういったジェネリックに対する問い合わせが、何故かジェネリックメーカーではなく大塚に来るんだそうです。
ムコスタのイメージが大きいからだとか。
だから、それなら自社でもジェネリックを作って「オーツカ」と付けて、そこに問い合わせが来るようにしようとのことです。

どう思います?絶対に嘘だと思いませんか?笑

ジェネリックに関する問い合わせが大塚に来るのは本当かもしれませんが、だからといってAGを発売する理由にはならないはずです。発売したった何も変わらないでしょ(笑)

というわけで、この理由は自分は完全にスルーしてます。

理由2:社長がついに折れたから

大塚の社長はジェネリックが嫌いで、これまでは絶対にジェネリックを作ろうとはしなかったそうです。
これは事実みたいで、実際にレバミピド「オーツカ」が大塚の初めてのジェネリックになります。
ただ、さすがに先発の売り上げが落ちてきていて、もう社長の好き嫌いで決めていくわけにもいかなくなったからという理由。

これはあり得そうですよね。大塚は上場企業なので、もしかしたら株主総会で株主からのプレッシャーもあったのかもしれません。株式会社は株主に利益を還元することが求められますからね。

理由3:次のAGのための調査

自分は、この理由が一番大きいんじゃないかと思っています。

今回、大塚製薬のエビリファイ錠の特許が切れ、ジェネリックが複数メーカーから発売になりました。
「双極性障害」「うつ病・うつ状態」「小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性」の適応に関しては特許がまだ切れていないため、ジェネリックの適応は全て「統合失調症」のみです。
それもあって先発であるエビリファイの売り上げもそこまで落ちないんじゃないかと予想されています。しかし、今後それらの適応の特許が切れて、ジェネリックが適応を追加し始める時期が必ずやってきます。適応が追加されれば先発の売り上げが落ちるのは確実ですから、そうなる前に大塚は、AG発売の検討を必ずすると思います。

その時に、今回のレバミピド「オーツカ」の売れ行きなども参考にしながら決定するんじゃないかとのことです。

また、大塚にはプレタール錠という薬もあります。これもすでに特許が切れてジェネリックが各メーカーから発売されているのですが、もしレバミピド「オーツカ」の売れ行きが好調なようであれば、AGのシロスタゾール「オーツカ」も出てくるんじゃないかと思っています。これは完全に自分の予想ですが(笑)

まとめ

以上、ムコスタのオーソライズドジェネリック、レバミピド「オーツカ」が今更発売された理由について、聞いたことを自分なりにまとめてみました。

自分としては、理由2が20%、理由3が80%くらいの割合なんじゃないかと考えています。

メーカーに勤める友人に聞いた話ですが、各社AGを発売する場合には発売時期をかなり細かく検討するみたいです。これまでにも、他のジェネリックよりも先に発売する場合、他のジェネリックと同時に発売する場合、そして今回のように他のジェネリックよりも後から発売する場合がありました。

個人的には、わざわざ後から発売する意味が分からないのですが、メーカーにはメーカーの都合があるんでしょう。

今後のレバミピド「オーツカ」の売れ行き、そして大塚製薬の動向に要注目です!

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