かかりつけ薬剤師に一番重要な能力とその理由。紙薬歴の活用法。

どうも、見習いかかりつけ薬剤師の食アド薬剤師ttです。

かかりつけ薬剤師指導料の算定が開始されて早くも1年と2ヶ月。みなさん調子はいかがでしょうか。

アホみたいに無理やり患者さんから署名もらって叩かれてる薬局もあれば、やることやってるのに敢えて算定していない薬局もあるかと思います。

実は自分もかかりつけ薬剤師指導料を算定はしていないのですが、

残薬管理

併用薬の確認

市販薬・健康食品の相談

もろもろキチンと対応しています。

自分で言うのも何ですが、これだけやっていれば、「かかりつけ薬剤師指導料を算定しても良いんじゃないかな~」なんて思っちゃったりもするわけです。

そんな感じでちょっと調子にのりかけていたわけですが、つい先日。お腹もすいてきたし、早くお昼休み入りたいな~なんて思っていた昼過ぎのこと。

「こんなんじゃかかりつけ薬剤師失格だーーー!!!」

って思わせてくれる出来事があったんです。

それはなんと

患者さんの顔を見ても思い出せない

かかりつけ薬剤師に必要な能力は記憶力

患者さんがかかりつけ薬剤師に指名するということは、言ってみれば自分の健康をその薬剤師に任せるようなものです。ちょっと大げさかもしれませんが。

それなのに、薬剤師が患者さんの顔を見ても誰だったか思い出せない

こんなのはハッキリいって最悪だと思うわけです。

患者さんもショック受けちゃいますよね。

かかりつけ薬剤師指導料の算定要件としては、薬剤師の方ならご存知かと思いますが色々な項目がありますよね。

保険薬剤師として3年以上の薬局勤務経験がある

当該薬局に6ヶ月以上在籍している

などなど。

でも、結局のところ「かかりつけ薬剤師」っていうのは、患者さんと薬剤師の間に信頼関係があってこそ成り立つ仕組みだと思います。

それなのに、顔を見てもパッと誰だか思い出せない。

それじゃあダメですよねえ。

そんなわけで、自分はまだまだかかりつけ薬剤師として能力が足りてないなと思ったと同時に、かかりつけ薬剤師に一番必要な能力は患者さんの顔を見てすぐに色んなことを思い出せる記憶力なんじゃないかと考えたわけです。

1月100件のかかりつけ薬剤師指導料

記憶力がああああ、とか言ってますが、ぶっちゃけ数人だったら全然問題ないんですよ。

でも何十人とか、下手したら何百人とかのかかりつけ薬剤師になろうと思ったら・・・さすがに全員のことをしっかり覚えていられる自信がありません。

調剤基本料の減算てありますよね。基本料が半分になるやつ。その特例除外の要件の1つに、かかりつけ薬剤師指導料を月100件算定っていうものがあります。

こんなの絶対無理じゃないですか?笑

100件算定するのが無理っていうよりも、その100件の患者さんのこと本当に顔も名前も処方内容から健康状態までパッと浮かぶ?っていう話なわけです。

もちろん、毎週のように来局してくれれば覚えていられるんですけどね。28日とか35日とか間隔があいちゃうと記憶も曖昧になってしまいます。

薬歴があれば良いという問題じゃない

そんな時のために薬歴があるじゃないか!!って言われるかもしれませんが、そういう問題ではないのです。

自分が患者さんだったら、記録を見ないと自分のことを思い出してくれない薬剤師さんのこと、心から信頼できますか?

ふと目が合った時に、パッと前に話したことを思い出して質問ができる。そんな状態でありたいわけです。薬歴を見て、あーだこーだ言いながら思い出してるようじゃ物足りないんですよね。

紙薬歴の出番

そんなわけで、自分の記憶力の無さに愕然としたわけですが、そうはいっても記憶力はすぐに良くなるものでもない。

そこで、この問題を解決するために用意したものが紙薬歴です。

なぜ患者さんのことを覚えてられないかを考えたところ、電子薬歴が原因なんじゃないかと思ったわけです。

電子薬歴って、薬歴の記入を終えるとパソコンの画面から消えていっちゃいますよね。パソコンの画面から消えた瞬間、自分の記憶からも消えてしまうんです(笑)

まあそれは言いすぎですが、紙薬歴だと薬歴が手元にありますからね。

手があいた時にさっと眺めたりすることで、前回話したことを復習したり顔を思い浮かべたりできるわけです。

そんなわけで、基本全員の電子薬歴は書いたうえで、プラスしてかかりつけ薬剤師として対応している患者さんは紙薬歴にも記録を付けることにしました。

電子薬歴は今まで通りの書き方で、紙薬歴にはそれ以外の相談にのった内容や食生活・健康食品などの内容です。電子薬歴の頭書きに、紙薬歴もあることをメモしておきます。

するとどうでしょう。

見事に記憶に残ってるんです。

といってもまだ数日しか経ってないんですけどね(笑)

ただ、実感が全然違います。手でメモしてるからですかね。かなり詳細に記憶があります。最近は電子薬歴が当たり前の時代ですが、紙薬歴も捨てたもんじゃないな~と思った次第であります。

いや~紙薬歴すごいですね!!

まとめ

以上、今回は自分に起こった残念な出来事から、かかりつけ薬剤師に一番重要な能力は記憶力なんじゃないか?という記事でした。

たまにものすごい記憶力を持った人がいますよね。患者さんの顔を見ただけでパッと色んなことを思い出せる人。

でも自分には無理です。

この記事を読んでる多くの方も無理なんじゃないでしょうか。患者さんの人数が増える程に難しくなってきます。

そんな時は、ぜひ紙薬歴を試してみてください。ほんと全然違いますよ。

おそらく今後、かかりつけ薬剤師というのが薬剤師としての業務の大半を占めてくると思います。そうすると、かなり多くの数の患者さんを相手にすることになります。

そんな中で、今までみたいにただ電子薬歴で淡々と記録していくだけでは絶対に限界がくるはずです。求められる仕事の内容をこなせなくなります。

そうならないために。

患者さんとの信頼関係を壊さないために。

紙薬歴に限らずとも何かしら業務に工夫を施して、一人ひとりの患者さんにきめ細やかなサービスを提供していく必要があると思います。

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