【爪が反る】スプーンネイルの原因と対策は?貧血は関係ある?

先日、患者さんで「爪が反って気になる」っていう方がいたんですね。

ご存知の方も多いかもしれませんが、実は爪っていうのは皮膚の一部で、しかも細胞増殖が活発な部位なので身体に不調があると症状が現れやすい部位なんですよね。

今回の「爪が反る」っていう症状も、おそらく体調不良が爪に現れていたみたいなので色々アドバイスしました。

というわけで、今回は爪が反ってしまうスプーンネイルについて簡単にまとめておきます。

爪が反るスプーンネイルとは

爪が通常とは反対側に反ってしまう通称「スプーンネイル」。

正式には匙状爪(さじじょうそう)または匙状爪甲(さじじょうそうこう)といいます。通常とは反対側に反ってスプーンや匙みたいなのでそう呼ばれています。

赤ちゃんでたまに爪が反対側に反ってしまっていることがありますが、これは生理的なものでスプーンネイルとは異なり、成長するにつれて自然と治っていきます。

スプーンネイルの原因

スプーンネイルの原因ですが、多くの場合は指先からの爪への圧力です。

指先から爪への圧力が強いと、爪が耐え切れずに反対側に反ってしまいます。なので、指先に力を入れたり薬品を付けることの多い美容師の方に比較的多い病気となります。

鉄分が不足すると爪が弱る

でも、いくら指先に力を入れたからといって、普通はなかなか爪が反対側には反らないですよね。

そこには体調不良が関係してきます。

先にも書いたとおり、爪は細胞増殖が活発な部位です。そういったところに、細胞増殖に必要な成分が不足してしまうと爪はボロボロと弱くなってしまいます。

その細胞増殖に必要な成分が、具体的には鉄分になります。

ですので、鉄分が不足して爪が弱っているところに圧力がかかると、通常よりもスプーンネイルが起こりやすくなります。そういったことから、鉄欠乏性の貧血の方は比較的スプーンネイルが起こりやすいといえます。

スプーンネイルの対策

貧血でないか検査を

スプーンネイルの対策の前に、まずは原因をハッキリさせる必要があります。

病院で血液検査をすれば、鉄欠乏性の貧血であるかどうかはすぐ分かります。

鉄欠乏性の貧血であった場合、多くの場合は単純に鉄分の摂取不足が原因ですが、まれにですが気付かないうちに胃や腸で出血を起こしていて貧血になっている場合があります。そのような出血を起こしていた場合にはそちらの治療が最優先となります。

出血などが何も無く、単純に鉄分の摂取不足で鉄欠乏性貧血を起こしている場合には積極的な鉄分の摂取を心がけましょう。

鉄分の多い食品としては、ヒジキやほうれん草が有名ですよね。
それ以外にも、魚や貝、レバーや豚もも肉にも多く含まれています。

貧血の関係ないスプーンネイル

血液検査をしても貧血ではなかった場合。

その場合にもバセドウ病などいくつか原因は考えられますが、おそらく貧血以外で一番多い原因は体質ではないでしょうか。

爪の硬さというのは常に一定ではなく個人差があります。乾燥して水分が失われていても脆くなります。

そういった場合には、爪専用のクリームを付けるなどしてネイルケアを怠らないようにしましょう。
野球のピッチャーが、指先の圧力から爪を守るためにマニキュアを塗ったりしますよね。それと同じです。

乾燥肌など皮膚に個人差があるように、皮膚の一部である爪にも個人差があるのです。

まとめ

以上、今回はスプーンネイルについて簡単にまとめてみました。

スプーンネイルの原因の多くは鉄分の不足なのですが、鉄分が不足している原因にまで目を向けてみると、もしかしたら体内で出血を起こしていることもあるわけです。

やはり爪の調子というのは身体の調子をチェックするバロメーターでもありますので、細かな変化も見逃さないようにしたいですね。

そして、これからは夏バテから鉄分の摂取が減りがちな季節です。スプーンネイルを起こさないためにも、元々爪が弱い体質の人は意識的に鉄分の多い食品を摂取していくようにしましょう。

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