【ヘルペス治療薬】ゾビラックスクリームの変わった保管方法「冷所保存不可」に注意!

医薬品の中には、少し気を使って保管しなくてはいけない物がいくつかあります。

例えばインスリン注射

使用前は冷所保管ですが、使用開始後は室温での保管になります。

理由としては、あまり冷蔵庫から出し入れすると注入器の内部が結露によって水濡れ状態になり、故障や不具合を起こす可能性があるからです。

理由を言われれば「なるほど!」となりますが、言われなければ普通は使用開始後こそ冷所で保管するべきなんじゃないかって思いますよね。

今回の記事は、そんなインスリン注射と同様に少し気を使って保管しなくてはいけない薬ゾビラックスクリームのお話です。

ゾビラックスクリームとは

まず初めにゾビラックスクリームについて簡単に紹介すると、成分名はアシクロビル。2005年から販売されている塗り薬で、主に口唇ヘルペスの治療に使用します。

ゾビラックス軟膏が1994年から販売されていたのですが、より使用感の良いものを、ということで10年以上経ってから新たにゾビラックスクリームが発売されています。

ゾビラックスクリームの保管方法

そんなゾビラックスクリームの保管方法ですが、添付文書を見てみると

室温保存(30℃以下)。ただし、冷所保存(15℃以下)しないこと。

と書いてあります。

ん?

15℃以下で保管してはいけない!?笑

つまり、16℃~30℃の間で保管しないといけないということです。

地味に面倒くさいですよね(笑)

なぜ冷所保存が不可なのか

冷所保存が不可な理由については、添付文書にもインタビューフォームにも記載がありませんでした。

ただクリーム剤なので、おそらく乳化が壊れて分離してしまうなどの理由ではないかと推測されます。

ゾビラックス軟膏は冷所保存OK!

じゃあゾビラックス軟膏はどうなのかというと、添付文書には

室温保存(30℃以下)

としか書いてありません。

つまり、冷所保存はOKということです。

なんだそりゃ!って感じですよね(笑)せっかく10年も後から発売するんだから改悪はやめてほしいところです。

実際、ゾビラックスクリームの処方はほとんど見ない気がします。だいたいがゾビラックス軟膏ですからね。

ちなみに、寒さには弱いクリーム剤ですが、逆に暑さには軟膏剤よりも強くなっています


真夏はクリームの方が良いかも!?

同成分の市販薬もあり

ゾビラックスクリーム・軟膏ともに成分名はアシクロビルですが、どちらも市販薬があります。

ヘルペシアクリームとアクチビア軟膏です。

含有量も濃度5%と変わりありません。

ヘルペシアクリームは冷所保存OK

じゃあ、ゾビラックスクリームと同じならヘルペシアクリームも冷所保存は不可なのか?と思うのですが、何故かそんなことはないんですよね。ヘルペシアクリームは冷所での保管がOKなんです。

こちらがヘルペシアクリームの説明書きの抜粋です。

「涼しい所に密栓して保管してください。」とまで書いてあるので、わざわざ冷蔵庫で保管する人も多そうです。

なぜ市販薬だけOKなのかはちょっと分からなかったです。もし知っている方いましたら教えてください(笑)

まとめ

以上、今回は少し保管に気を使わなくてはいけないゾビラックスクリームについてまとめてみました。

軟膏剤と違って、クリーム剤って思ってるよりも製剤が難しいんですよね。乳化っていう現象が一般の人からしたら全く理解できないと思います。薬剤師である自分もたいした理解出来てません(笑)

ただ、おそらく乳化が理由で、ゾビラックスクリームは16℃~30℃で保管しなくてはいけないということは覚えておきましょう。蔵庫での保管は厳禁です。

そして、ヘルペシアクリームなら冷所での保管がOKな理由、分かる人いたら教えてください。切実です(笑)

 

 

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